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  • 【毎週日曜日18時更新(たまに変更)】京都を拠点に活動する劇団・ヨーロッパ企画による福岡発オリジナル番組『こちヨロ(こちらヨーロッパ企画福岡支部)』のPodcastオリジナル番組。ヨーロッパ企画の情報をはじめ、ラジオ番組の裏側から、ふたりの日常や、皆さんから頂いたメッセージで成り立つ番組。自称「(ヨーロッパ企画ファンにとっての)沼」。Podcastのオリジナルの出演は、【ヨーロッパ企画】の石田剛太と、ダンスカンパニー【男肉 du Soleil(おにく ど それいゆ)】の団長こと池浦さだ夢。番組情報をメッセージはtwitterアカウント:@kochiyoro / 番組への参加はメールでkochiyoro@gmail.com で

    [ヨーロッパ企画HP] http://www.europe-kikaku.com/


こちヨロ報告書!

2015.05.07[Thu] 00:00

どうも。構成作家の団長です。

 

いやあ、決まりましたねえ。何がって?

 

こちよろガールズがですよ!

 

番組アシスタントギャルズですよ。まあ可愛らしい二人です。

 

 

まずは名前を覚えてやってください。

 

向かって左から

 

島田美舞、石田剛太、田崎小春

 

愛称は

 

島田、石田剛太東京パリス、田崎ちゃん

 

ですね!これからのこちヨロはこの三人にかかってます。今週のこちヨロのコーナーは基本的に彼女達にミッションを与えるコーナーとなっております。彼女達にもブログを書いてもらおうかなあと思っております。

 

色々動くこちヨロから目を離すな!

はい。

 

いくら石田剛太がガールズに鼻の下を伸ばしたも、僕と宮Dは真顔です。何故なら我々はこちヨロ保守派……。

 

はい、締めの一杯の時間です。こちヨロがどう変化しても進化してもここだけはかわらねえよ?

 

今週は二週分連続でうpしますからね。泥酔しないように!

 

まずはこれ!

 

俺と手紙と華子と俺と  締めの1杯 Another Story
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彼と出会ったのは、帰国する1週間前のことだった。
南半球で最も高いタワー「スカイタワー」が見えるこのユースホステルには、世界中から多くの若者が集う。
彼もまたそのひとりだった。

彼は日本を離れ、世界中を旅しているという。
そんな彼の第一印象はあまり良くなかった。
「世界に憧れている?」
「日々の生活から目を背け、この地にやってきたのでは?…それも世界中を旅しているなんて」

ワーキングホリデーを決めたころの私は、人のことを言えるようなしっかりとした決意の人物ではなかった。
だから、彼の言うことが眩しすぎるくらい志高く、信じがたいものだった。

でも、いつからだろう。
彼に、私自身のことをいうようになったのは。
いつからだろう。
こんな私に、彼がいろんな話をしてくれたのは。

本当は、彼と一緒に旅を…。
そんな想いもあったが、彼は彼の道があり
私には私の道があった。

女性「これ、私の連絡先。それと…」
男性「それと?」
女性「いや、気をつけて、旅を続けてね」
男性「ありがとう」

何か足りないことはわかっていた。
でも、それを追い求めるのは互いに傷つけてしまうこともわかっていた。

男性「それじゃ、また、どこかで」

彼は次の目的地へと旅立っていった。
その背中をじっと見つめ、私は帰国の途についた。
ここではない、どこかへ。

 

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いやあ。これね、ヨーロッパ企画の本多さんが書いた本多カクテルなんですけれども。本多カクテルでは「俺」視点だったんですが宮Dはその「俺」が恋する相手、「華子」の視点で書いてるんですねえ。

 

めっちゃええ感じにしとんな、おい!

 

ただ、これ冷静に見ると、夢を語る本多さんそっくりのずんぐりむっくりに海外で気づかない間に開放的になって恋しちゃったバックパッカー女子の話ですね。「俺」も本編のカクテルではかなりすっとこどっこいやったし。このカップル、すぐ別れるに5万円。ただ、ラストの一文が神がかってますね。ここではない、どこかへ。これ、「ここではない」「どこかへ」の間にある「、」が味噌です。

 

 

さて、もうだいぶ酔ってると思いますが、まだいきます。

 

ストローハットの彼女  締めの1杯 After Story
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いつもの休日であれば、この時間に目が覚めることはあまりない。


女性「これから行ってもいいかな?」
彼女から急に連絡があったのは、前日、昼過ぎのこと。
男性「これから?」
女性「ダメ?」
男性「ダメなことはないよ。心配になって。僕も会いたい」
僕らは付き合い始めて1ヶ月が経とうとしている。
京都と福岡。
時間は経過するも、それはお互いにとっての時間であって、ふたりでの時間は数えれる程だった。


女性「あ、起こしちゃった?」
男性「早起きだなぁ」
女性「寝てる時間がもったいなくて」
明らかにサイズ違いの僕のTシャツを着た彼女は、テレビの前で体育座りをしながら僕の目覚めを待っていた。

女性「勝手に冷蔵庫の中のものを使っちゃいました」
男性「何も入っていなかっただろ?」
僕がそう話すと、彼女は台所へと向かい、2枚のプレートを持ってきた。

ベーコンとスクランブルエッグ、それにサラダが盛り付けられたプレート。

女性「宿代?…にしては、足りないかな?」
僕の返事を待つその笑顔に、ノーはなかった。

女性「それと、これ。地元の作家が作ったもの」
そう言うと、彼女は真新しいマグカップをふたつ、お互いのプレートの横に並べた。

男性「ありがとう」
女性「味付け足りなかったら、ちゃんと言ってね」
イニシャルが入ったカップから漂う、ほのかな珈琲の香りに、僕らの新しい朝が包まれた。

 

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はい。これこちヨロガールズの島田が女性の声をやってるんですよね。

 

これに関して、まず僕が思ったのは、

 

はあ?

 

ってことかな。上手く行き過ぎやん。この遠恋。でも、ちょっと女子からの急に会いたい……は不穏か。不穏ですよねえ。そういう時って案外浮気してたりしませんかねえ。浮気した心苦しさから急に会いたい……なんて。

 

あかん。あんまり考えすぎたら団長の迎え酒を作らないといけなくなりますからね。

 

とりあえず、ディレクターにこんなん言ったら絶対あかんけど。

 

宮D、

 

あんたディレクター辞めて物書きなりなはれ!

DJ紹介

  • 石田剛太 (ヨーロッパ企画)
  • Gouta Ishida (Europe-Kikaku)
  • いしだ ごうた
    1979年6月3日生まれ、愛媛県出身
    俳優/ラジオパーソナリティ
    趣味/写真・ラジオ鑑賞
    特技/バレーボール

    99年、第2回公演よりヨーロッパ企画に参加。以降、ほぼ全本公演に出演。
    多数の外部出演にくわえ、イベントでのMCや、ラジオパーソナリティとしての活動も多い。
    また、「ヨーロッパ企画の暗い旅」などのバラエティでも活躍。

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