福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
TUE 21:00-21:30, Podcast
2015.07.17[Fri] 00:00
どうも。構成作家の団長です。
今回は、収録に福岡へ行った時の楽しみを少々書こうかなと。
食です。簡単に言うと、食です。写真はてんぷら屋さんのひらおに行った時の一枚。安いし美味い。こんなのが京都にあったら毎日行っちゃう。
たかおって店もありますよね?ひらおにたかお。似てる。三文字で最後におがついてるところだけだが。でもよく考えるとひらおは苗字っぽいしたかおは下の名前だよね。
早く福岡に行きたい!
そんな感じで福岡に胃袋をつかまれている団長ですが、心をつかまれてるはこちら。
宮Dの締めの一杯!
最近気合の、というか筆の乗り方が違うねえ。
彼女を好きな理由 Another Story 締めの1杯
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彼は私よりも3歳年下。
男性:「僕よりも3歳も年上だなんて嘘みたいだ」
私がドーナッツをかじっていると、彼は私を年下扱いしてくる。
実に嫌味な奴だ。
だが、今日の彼は雰囲気が違った。
男性:「あなたに伝えたいことがあって、」
女性:「…はい。」
畏まった彼の言葉に私は緊張し、ドーナッツを皿に置いた。
彼とは気兼ねなく何でも話ができた。
彼と話をしていると、楽しかった。
コーヒーとドーナッツ、そして彼との時間。
私にとっての貴重な時間となっていた。
男性:「僕はあなたのことが大好きです。けどあなたのことを諦めるために、他に好きな人を作ることにしました」
彼の告白が嬉しかった。
私を大好きと言ってくれた彼と、他に好きな人ができたと言った彼。
時に恋愛感情を抱くこともあったかもしれないが、そのことに気付かずにいた私。
女性:「ありがとう、彼女のこと好き?」
私じゃない誰かのことを好きな彼を心配する言葉は、彼よりも3歳年上のプライド。
男性:「ええ、大好きです」
彼は、まっすぐ私を見つめた。
直視する彼の視線が恥ずかしく、ドーナッツの穴からのぞきこんでやろう…そんなことが頭をよぎった。
人を好きになる、人を好きと言える。
こんな恋愛、いつ、どこで忘れてきたのかな。
女性:「ふふ、がんばってね」
男性:「はい」
彼の返事を確認して、私はドーナッツを手に取った。
二重丸のドーナッツ。
その2つの円は、決して重なりあうことを知らない。
だけど、大きな円が小さな円になることも、小さな円が大きな円になることもない。
円があるからこそ、出会える縁に感謝、感謝。
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僕はこの男がやばい奴やと思ってるんですけど、どうですかねえ。
ちなみに今回のパンチラインは
直視する彼の視線が恥ずかしく、ドーナッツの穴からのぞきこんでやろう
円があるからこそ、出会える縁に感謝、感謝
宮D、作家デビューしなはれ。
いしだ ごうた
1979年6月3日生まれ、愛媛県出身
俳優/ラジオパーソナリティ
趣味/写真・ラジオ鑑賞
特技/バレーボール
99年、第2回公演よりヨーロッパ企画に参加。以降、ほぼ全本公演に出演。
多数の外部出演にくわえ、イベントでのMCや、ラジオパーソナリティとしての活動も多い。
また、「ヨーロッパ企画の暗い旅」などのバラエティでも活躍。