ラブエフエム国際放送は、貢献・文化の向上・公共の福祉・産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に、放送によって寄与することをその使命とする。
われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神に従い、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由を守り、法と秩序を尊重して社会の信頼に応えていく。
上記目的を実現するために、当社は放送番組を次の基準によって編集する。


○ できる限り多くの言語で情報を提供し、九州北部在住の様々な国の人々とコミュニケーションを図っていくことを目指す。
○ 放送内容は、従来のようにアップ・トゥ・デイトなニュースに限らず、母国の情報、災害時の緊急放送、生活面での必要な情報などをそれぞれの母国語で語りかけるような新しい概念の放送を目指す。
○ 報道番組は、すべての干渉を排し、政治・経済・社会上の諸問題に対して公正な立場を守り、対立意見の問題に関しては多角的に論点を明示する。
○ 教育番組・教養番組に関しては、対象を明確にして妥当な時間帯に編成し、必要な告知を実施する。
○ 娯楽番組は、聴取者に健全な楽しみを提供し、生活内容を豊かにすると共に、その育成を図る。
○ 社会の公安及び善良な風俗に反する放送は行わない。
○ 個々の番組の企画・制作・実施にあたっては、『日本民間放送連盟基準』を遵守することを基本方針とする。

第211回　番組審議委員会　議事録概要

● 開催日時　2023年9月6日（水）18：00〜
● 開催場所　ラブエフエム国際放送株式会社
● 出席委員
　　岡 幸江（委員長）
　　姜 益俊
　　伊藤 寛
　　漆島 雄心
　　柳田 駿
　　パク・スージ


● 議題
番組出演者保護に関する民放連の放送基準の改正について
「Morning Wave」（毎週日曜日　午前7時〜午前8時）

● 議事の主な内容
番組出演者保護に関する民放連の放送基準の改正について意見交換を行い、その後番組制作プロデューサーより、番組の概要について説明があり、委員の皆様からは以下のようなご感想、ご意見をいただきました。

[番組出演者保護に関する民放連の放送基準の改正に関する委員からの質問]
・新設条文に関して福岡のラジオ局の皆様で対策を考えられたりはされますか。
・条文を新設するにあたって、発端となった出来事がありますが、その出来事の原因や要因はどのようなことだとお考えですか。
・ラジオ番組として考えたときに何かの役柄で出演しているわけではなく自分自身でお話をされています。また、ゲストで一般の方や著名人も出演されています。ですので、テレビよりもネット炎上について考えるべきことが多くあると思いました。また、生放送ということもありますのでどのように対策をされるのかなどはありますか。
・なぜ この55条と56条の間に入れることになったのですか。

[番組審議]
・朝の時間帯ということもあり、言葉遣いがあまり良く感じられませんでした。このような朝番組は１日のスタートにもなりますのでもう少し綺麗な表現が良いと思います。時間帯による言葉の選び方を意識してほしいです。
・発言内容が曖昧なところがあり情報と言える形まで整っていないように感じました。情報を伝えるときはしっかりと調べてから話した方が良いと思います。
・英語が流暢でとても良いと思いますが、唐突、英語で話されるときがあり、英語が分からない人には話の内容が伝わらないと思いました。
・自身のエピソードを話されているはずなのに他人事に聴こえてしまうときがありました。ニュースや自分から作品を紹介している時と自身のエピソードトークが同じように聴こえてしまうので話し方を少し変えてみても良いと思います。
・番組の内容に関してはこのような番組は東京などキー局などで行われているイメージがありましたが、福岡で企画からされていたので新鮮で頼もしく感じました。
・日曜日の朝7時は元気がある方が良いのか、穏やかな方が良いのかは人によって異なるのでこの元気の良さに関しては賛否があると思います。
・トークに関してはオチのつけ方がまだ伸びしろや改善点があると感じました。また、話し方でトーク内容が軽く聴こえてしまうので断言するような言い方などを交えて話してみても良いと思います。
・英語が得意なので世界で話題になっているニュースやキーワードを取り上げたり、グローバルな視点や多様性を持っていると思いますので、世界の話題などを増やしてもよいと思いました。
・DJのハキハキした声が私は凄く好きです。選曲が穏やかで賑やかなトークとバランスが取れていました。番組が始まって20分ぐらい過ぎてからは音楽のテンポが早くなり、活動を始めるきっかけになりました。番組内にWeather Newsが2回あり丁寧で良いと思います。
・ラジオを時計のように使っていまして日曜日の朝としては凄く爽やかで、元気が出る感じがあり良いと思います。パーソナリティらしさというところでは今どきの方らしさもあり良いと思います。
・トークのトピックスが定まっていないところに不安定感がありましたので、試験的にでも半年ごとにトピックスを決めて話されてもよいと思います。
・英語を混ぜてお話しされるよりも、日本語と英語を分けて話した方が聴きやすいので使い分けていただけるようになって欲しいです。
・色々なポテンシャルを持たれている方だと思いますので、進まれる方向によっては多様的なこともできると思います。
・日本語のイントネーションが少し間違っている言葉があり、気になりました。アナウンサーではありませんが、イントネーションに関しては学んで欲しいと思いました。あとは、教養の部分になると思います。いろんな人に対応できるようになりたいとお話しされて、勉強など意欲を凄く感じましたので、より様々な本を読んだり、ニュースに興味を抱いて知識などを増やしていただくと伝える力がより増すと思いました。
・どの番組でも時間帯を気にされて、楽曲や話し方などを変えていますが、今の時代は多様な生活リズムがあると思います。徹夜で仕事する人もいれば、早朝からお仕事をする人もいます、もちろん早く寝る人もいます。生活リズムを気にせず、番組を制作されてもよいと思いました。


次回番組審議委員会は10月に開催予定です。