福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
ラブエフエム国際放送は、貢献・文化の向上・公共の福祉・産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に、放送によって寄与することをその使命とする。われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神に従い、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由を守り、法と秩序を尊重して社会の信頼に応えていく。上記目的を実現するために、当社は放送番組を次の基準によって編集する。○ できる限り多くの言語で情報を提供し、九州北部在住の様々な国の人々とコミュニケーションを図っていくことを目指す。○ 放送内容は、従来のようにアップ・トゥ・デイトなニュースに限らず、母国の情報、災害時の緊急放送、生活面での必要な情報などをそれぞれの母国語で語りかけるような新しい概念の放送を目指す。○ 報道番組は、すべての干渉を排し、政治・経済・社会上の諸問題に対して公正な立場を守り、対立意見の問題に関しては多角的に論点を明示する。○ 教育番組・教養番組に関しては、対象を明確にして妥当な時間帯に編成し、必要な告知を実施する。○ 娯楽番組は、聴取者に健全な楽しみを提供し、生活内容を豊かにすると共に、その育成を図る。○ 社会の公安及び善良な風俗に反する放送は行わない。○ 個々の番組の企画・制作・実施にあたっては、『日本民間放送連盟基準』を遵守することを基本方針とする。
第228回 番組審議委員会 議事録概要
● 開催日時 2025年5月21日(金)18:00〜 ● 開催場所 ラブエフエム国際放送株式会社 ● 出席委員 岡 幸江(委員長) 姜 益俊(副委員長) 須内 洸至 平石 美紗希 柳田 駿 ● 議題 番組「まちの記憶 ~天神と私~」 毎週月曜日 午後7時30分〜午後8時 【3/31~4/28までの期間限定放送(全5回)】 ● 議事の主な内容 番組制作プロデューサーより、番組の概要について説明があり、委員の皆様からは以下のようなご感想、ご意見をいただきました。 ・私自身、再開発についてあまり詳しいわけではありませんが、「未来」にフォーカスした話を聞いたりすることが多い中で、今回は「過去」に立ち返りながら、皆さんの想いを振り返っていくという内容だったので、そのようなアプローチが私にとっては新鮮で、とても良かったなと感じました。 ・最初は淡々と話されていた方々も、後半になるにつれて徐々に熱量が増していき、感情がこちらに届くような話しぶりになっていたのがとても印象的で、聴いていて本当に良かったなと思いました。 ・私は福岡に来たのが7年前です。天神という町の過去をよく知らない立場です。よそ者としては、「そうなんだ」と思うくらいの受け止め方しかできなかったというのが正直なところです。やはり、青春時代をこの街で過ごした方と、そうでない方とでは、思い入れの濃さには差があるのだろうなと感じました。 ・天神での再開発をテーマにした番組や記事は、これまでも何度も目にしてきました。雑誌などでも似たような内容が繰り返し取り上げられている印象があります。そのため、個人的には少し食傷気味というか、「またこの話か」と感じてしまうところもありました。しかし「天神」というテーマは、確かな存在感があるとも感じました。その思いを繋いでいくことは非常に大切なことであり、決してしつこいと言うつもりはありません。むしろ、これからも積極的に続けていくべきだと思います。 ・青春時代に天神と出会っている非常に強い思い入れを持った方のお話がある一方で、コロナ禍やビッグバンの影響で、行ける場所があまりない天神時代に高校や大学を過ごした方の立場から見た視点もあると思います。 ・単に「ビルが新しくできますよ」ではなく、「変わりますよ」という変遷にみんなが注目している感覚がありました。そう考えると、このコンテンツはまさにその「変遷」に刺さる内容なのだと思います。「街の記憶」というテーマからも一般のラジオ視聴者の方々から寄せられる街の記憶、思い出の声も、もっと取り入れられていたら良かったと強く感じました。 ・マスメディアについてあまり良いと思えないところがあり、人を呼んできて知らせたらそれでいい、という感じがどうしてもあります。経験豊かな方の話も大切ですし、それ自体は悪いことではないと思います。しかし、実際の生活の中では、やはり一般の声こそが一番必要だと思います。天神に対する記憶の中で、一般の方がどう感じていたかという点がこの番組には映っていなかったのがとても残念でした。 ・「天神」という広いエリアの話と、「ワンビル」という一つの建物を結びつけて表現しなければならず、その調整がとても難しかったのではないかと思います。出演者の方々も基本的には天神・福岡のことを話していますが、フォーカスは「ワンビル」に絞らなければならず、ある程度誘導せざるを得なかったのだと思います。その結果、スケール感が少し混ざり合ってしまい、ごちゃごちゃした印象になってしまったのではないでしょうか。おそらくこれは制作側の非常に難しい部分だったのだと思います。 ・ワンビルで完結するのではなく、ワンビルを通じて天神と出会っていく、という広がりも含めれば、ワンビルにフォーカスするにしても、もっと様々な天神の要素を拾い上げられるのではないかと思います。「継承」という話はとても大事だと思いますが、問題は「どこから継承するのか」ということだと思います。 次回番組審議委員会は6月に開催予定です。
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