福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
ラブエフエム国際放送は、貢献・文化の向上・公共の福祉・産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に、放送によって寄与することをその使命とする。われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神に従い、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由を守り、法と秩序を尊重して社会の信頼に応えていく。上記目的を実現するために、当社は放送番組を次の基準によって編集する。○ できる限り多くの言語で情報を提供し、九州北部在住の様々な国の人々とコミュニケーションを図っていくことを目指す。○ 放送内容は、従来のようにアップ・トゥ・デイトなニュースに限らず、母国の情報、災害時の緊急放送、生活面での必要な情報などをそれぞれの母国語で語りかけるような新しい概念の放送を目指す。○ 報道番組は、すべての干渉を排し、政治・経済・社会上の諸問題に対して公正な立場を守り、対立意見の問題に関しては多角的に論点を明示する。○ 教育番組・教養番組に関しては、対象を明確にして妥当な時間帯に編成し、必要な告知を実施する。○ 娯楽番組は、聴取者に健全な楽しみを提供し、生活内容を豊かにすると共に、その育成を図る。○ 社会の公安及び善良な風俗に反する放送は行わない。○ 個々の番組の企画・制作・実施にあたっては、『日本民間放送連盟基準』を遵守することを基本方針とする。
第231回 番組審議委員会 議事録概要
● 開催日時 2025年9月5日(金)18:00〜 ● 開催場所 ラブエフエム国際放送株式会社 ● 出席委員 岡 幸江(委員長) 姜 益俊(副委員長) 須内 洸至 平石 美紗希 柳田 駿 ● 議題 特別番組「Peace Wave TENJIN from NAGASAKI」 8月9日(土)午後3時〜午後3時45分 ● 議事の主な内容 番組制作プロデューサーより、番組の概要について説明があり、委員の皆様からは以下のようなご感想、ご意見をいただきました。 ・番組の取り組み自体は大変素晴らしいと感じました。特に朗読のパートは心に響き、個人的にとても好きです。メインパーソナリティーの田中花木さんの進行に関して、少し軽い印象を受けました。番組内容が非常に真面目なテーマを扱っているため、高校生の皆さんにもう少し寄り添うような形で進行された方が、聴いている側としても違和感なく受け止められるのではないでしょうか。 ・番組内での署名活動の呼びかけ方には少し違和感を覚えました。自発的に署名活動を行うことには賛成なのですが、「集めましょう」「署名をください」といった表現は、少し強制的にも聞こえてしまうかもしれません。 ・このような内容の番組では、特にラジオという媒体の特性上、声のトーンが非常に重要になります。その点で、メインパーソナリティーの高校生の方々は、高校生らしい活気あるトーンで話されており、朗読パートでは声のトーンを落とすなど、メリハリのある進行がとても良かったです。 ・アナウンサーの方には、リップノイズ(口元の雑音)にさらに注意していただくと、よりクリアで聴きやすい放送になると思います。 ・番組が朗読から始まったのが新鮮で、とても引き込まれました。朗読が非常に上手だったので、後から資料を拝見して高校生だと知り、さらに驚きました。高校生の皆さんが、台本にない質問に戸惑う場面も見られましたが、それがかえってリアル感を生み出し、逆に良かったと思います。 ・トーク中の言葉遣いが「軽い」「ラフすぎる」という意見がありましたが、私は逆に、そのトーンがこの番組には合っていたと感じます。土曜日の昼下がりに、戦争の悲惨さを淡々と伝える番組では、多くの人がチャンネルを変えてしまうのではないでしょうか。真実を伝えることはもちろん大切ですが、この時間帯に放送するという点では、あのくらいの温度感で進行されたことで、より多くのリスナーに届いたのではないかと思います。 ・今後の企画として、国際放送という特性を活かし、異なる国の人々の視点から長崎の出来事を捉え、その想いを発信するのも良いかもしれません。各国のDJによるディスカッションを放送に乗せるのも面白い試みではないでしょうか。また、「平和」をより身近に感じてもらうために、アーティストの力を借りることも一つの方法です。ラブエフエムらしく、「国際的で明るい未来」をキーワードにした番組づくりは、今後の展開としても期待しています。 ・平和に限らず、様々な「記憶の継承」に関心を持っておられるとのこと、そのお考えに深く共感いたします。特に平和や戦争の問題は、今まさに大切な時期に来ていると思います。今回の番組が「若い世代から若い世代への継承」という点に焦点を当てて制作されたことは、本当に価値のある試みだと感じました。一方で、若い世代は本音を語ることをためらったり、人と同じ意見を持つことを求められたりする傾向があるかもしれません。そうした現状を考えると、高校生や平和大使のトークが、本当に若い世代に深く響くのかどうかは、もう一工夫必要かもしれないというご意見は大変重要な視点だと思います。 次回番組審議委員会は10月に開催予定です。
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