番組審議会

更新日:2007 年 06 月 06 日
Love FM放送基準
九州国際エフエムは、九州北部地域の国際化への貢献・文化の向上・公共の福祉・産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に、放送によって寄与することをその使命とする。
われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神に従い、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由を守り、法と秩序を尊重して社会の信頼に応えていく。
上記目的を実現するために、当社は放送番組を次の基準によって編集する。


○ できる限り多くの言語で情報を提供し、九州北部在住の様々な国の人々とコミュニケーションを図っていくことを目指す。
○ 放送内容は、従来のようにアップ・トゥ・デイトなニュースに限らず、母国の情報、災害時の緊急放送、生活面での必要な情報などをそれぞれの母国語で語りかけるような新しい概念の放送を目指す。
○ 報道番組は、すべての干渉を排し、政治・経済・社会上の諸問題に対して公正な立場を守り、対立意見の問題に関しては多角的に論点を明示する。
○ 教育番組・教養番組に関しては、対象を明確にして妥当な時間帯に編成し、必要な告知を実施する。
○ 娯楽番組は、聴取者に健全な楽しみを提供し、生活内容を豊かにすると共に、その育成を図る。
○ 社会の公安及び善良な風俗に反する放送は行わない。
○ 個々の番組の企画・制作・実施にあたっては、『日本民間放送連盟基準』を遵守することを基本方針とする。



更新日:2007 年 06 月 06 日
番組審議会だより
LoveFM(九州国際FM)では、番組審議会を年間10回(1月と8月を除く毎月1回)定期的に開催しています。

<番組審議会委員>
委員長:立石 揚志 (西南学院大学商学部教授)
副委員長:西 謙次郎(九州市民大学評議員・運営委員)
中垣 量晶((株)全教研代表取締役)
山崎 朖((社)北九州貿易協会専務理事)
野口 郁子(福岡市人事委員会委員)
安川 哲史 (安川タクシー(株)代表取締役)
ステファニー・アデル・ウェストン (福岡大学法学部教授)
唐 寅 ((財)福岡アジア都市研究所 主任研究員)
金 貞玉 (カナダラ韓国語教室講師)


今回は下記の通り開催・審議しました。



更新日:2007 年 06 月 06 日
「九州国際エフエム 番組審議会 第103回」
日 時:平成19年5月11日(金) 16:20〜17:20

出席委員数:9名
立石 揚志
西 謙次郎
金 貞玉
唐 寅
中垣 量晶
野口 郁子
山崎 朖
安川 哲史
ステファニー・アデル・ウェストン

会社側出席者:
松下 征雄
久冨 一雄
森本 朗子



更新日:2007 年 06 月 06 日
番組審議会
代表取締役常務:本日は皆様お忙しい中、全員ご出席ということでありがとうございます。ということで一つ挨拶を申し上げたいと思います。
 春の改編もひと月を過ぎゴールデンウィークも過ぎましたけれども、今のところ順調にいってるのではないかと思っております。
 本日も各先生方の忌憚のない意見を頂いて、制作に生かしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

委員長:ありがとうございました。では、番組審議のほうへ移りたいと思います。

プロデューサー:それでは早速番組について説明をさせていただきます。「Saturday Joyride」ですが2002年の秋の改編にスタートいたしまして、今年で4年目になります。比較的今のLoveFMの中では長寿番組になるのかと思います。約5年になりましたので、番組自体も非常に安定をして参りました。もともとこの番組は毎週土曜日13時から16時の3時間のワイドプログラムなんですけれども、ターゲット的には土曜日ということで週末の車中などいろんな所で聞いて頂ければという事でスタートしております。
エアジョッキーをしておりますサキコは複数の番組を担当しておりまして、Weekdayの「Request Show」という番組と同じく土曜日の「English Garden」という番組を担当しておりますが、それぞれの曜日、番組でキャラクターを変えております。
この「Saturday Joyride」では本人も番宣の中で「Saturdayバージョンのサキコ」と言っているように優しいトークということを念頭にやっております。
それでは実際にダイジェストで番組を聴いて頂きながら説明していきたいと思います。

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#1

プロデューサー:このコーナー「岩田屋インフォメーション」は13時10分から14時10分までの1時間の岩田屋の提供コーナーとなります。1時間の提供枠ですが、前半後半それぞれに岩田屋の催事の情報であったり、インフォメーションが入ります。3時間の番組の中の1時間の提供枠ということで、一番ウエイトが高いコーナーでもあります。

#2

プロデューサー:15時から15時20分の「カリフォルニア・ソング・ブック」は宅配ピザ「ピザ・カリフォルニア」の提供のコーナーですが、内容は70年代、80年代の曲を中心にノンストップでお届けしていくコーナーで、リスナーの皆さんからのリクエストも入れております。
 
#3

プロデューサー:番組構成は「岩田屋インフォメーション」「アルバムレビュー」「カリフォルニア・ソングブック」の大きく3つに分かれていまして、先ほどお聞き頂いたコーナーの他に交通情報や天気予報、ニュース、ラジオショッピングが入ってきますので比較的タイトなフォーマットになっております。
 後は週末なので映画の情報などもお伝えしております。選曲については洋楽、邦楽、おおまかには7対3から8対2という比率です。当然リクエストも入ってきますので、その辺も対応させて頂いております。
 以上ダイジェストで聞いて頂きました。

委員長:ありがとうございました。どうぞご意見をお出し下さい。

委員:私は生放送でこの番組を何度か聞いたことがあります。ほとんど、車の中で聞きますがサキコさんの声は爽やかでいいような気がします。一方で土曜日のこの時間帯にしてはおとなしいなという印象を受けました。この時間帯を考えるともう少しハイテンションでもいいのかなという気はします。English Gardenのサキコさんは、また違った雰囲気ですが。
この番組もそのような感じのテンションでやられてはどうかなと思いました。

プロデューサー:English Gardenでは男性との掛け合いになるので、そのようになるのかと思います。

委員:個人的には「カリフォルニア・ソングブック」は好きなセクションですね。

委員長:このコーナーは音楽をずっと流しているという感じなのですか。

委員:そうですね。割と古い曲を喋りなしで流しています。

委員:サキコさんは、民放にいらしたことはありますか?

プロデューサー:過去にリポーターとか、テレビなどで熊本での出演はあったようですが福岡での民放経験はないですね。ラジオ自体は福岡で、このLOVE FMがレギュラーでは初めてですね。

副委員長:先ほどの番組説明の時に、優しいトークを念頭にということだったので、すべりだしから軽やか、軽快でいいかなと思っていたのですが、そう言われてみれば車の運転の時などには少しパワーがたりないかなという気がしますね。

委員:僕は良く聞きます。土曜日は外出することが多いので車の中で聞くのがほとんどです。あまりにも爽やかで眠気を誘うような声ではあるのですが、番組全体のリズムが良く音楽もバランスがいいので3時間を処理するのに、玄人的な処理の仕方というか、だから番組が長続きするのが良くわかります。

委員長:喋り手が変わらないで長続きしているのですか?

プロデューサー:はい、変わっておりません。

委員:僕は車中ですが、誰かは午後のティータイムであったり、家事をしているかもしれない・・。
いろんなシチュエーションを考えた時に、あまり抵抗感のない感じで音を出しているので、どの状況にもそれなりに納まりのいいのではないかなと思います。
 音楽がより沢山ある番組なので、土曜日のこの時間帯にはまっていると思います。

副委員長:非常に抵抗感なく声も優しく聞けているのですが、あえて言うならば、グッと引き込まれるとか、そういうものがないので、クセがないという感じですね。

委員:この直前の番組とのコンセプト的な関連はありますか?

プロデューサー:そうですね。前の番組とは喋り手が女性であったり、コンセプト的にもドライブミュージックということで非常に似たところはありますね。ただ、その前の番組はこの改編で始まったので差別化をと思っている部分もありますが、その番組からすると、この「Saturday Joyride」はより優しい感じを出しています。

委員:私は4年も続いてるだけあって、すごく安定している感じがします。危なげな話し方やしゃべりもありませんし、声も落ち着いてていい感じだと思います。あまり好き嫌いがされない感じなんですね。
 一つあえて言うとすると「リクエストくれた中から・・・」という表現が放送中あるのですが、「リクエスト頂いた・・・」という表現がリスナーに対する言葉遣いとしてはいいと思います。

委員:私は、土曜日はほとんど仕事をしているのであまり聞かないのですが、1度だけ仕事しながら聞いたことがあります。その時の印象は、音楽の選曲がすごくいいと思います。そして、サキコさんのしゃべりもテンポがあって良かったです。そして、サキコさんの話題はリスナーを割りと引き込む話題もあってHPを見てみようという気になるのでいいなと思いました。

委員:私は土曜日お休みなので、自宅で何かしながら、車の中で聞くなどいろんなシチュエーションで聞きます。確かに、聞いていてあまり邪魔されることがないくらいサラリと進行しますね。
今日改めて、この番組のターゲットが20代から30代の女性というのを見て少し驚きました。私も抵抗なく聞けるので、自分はその世代の女性の感覚とあまり変わらないのかなと思いました。それに関連しますが、音楽も「ピザカリフォルニア」のコーナーなど懐かしい曲が流れますが、今の若い女性はそのような音楽を聴くのかなと思いました。

プロデューサー:このコーナーは、もちろんスポンサーの意向もありますが、70's、80'sに慣れ親しんでいない世代にも聞いてもらいたいという思いもあります。

委員長:この番組は、我々世代でも抵抗なく聞けるのでターゲット世代をもう一度見直してみてもいいかと思います。

プロデューサー:音楽に関しましては、若い方も古い音源を捜している方もいらっしゃいますし、最近リメイクなども多く実際にそのようなCDの売れ行きもいいようなので、若い方にも抵抗なく聞いていただけていると思います。

委員長:いつもこの審議会の度に思うのですが、番組のターゲットがいつも若めに設定されているように思います。この資料のアンケートをみますと、音楽中心のFM局にしては、他の放送局とはまったく違うリスナー年代層になっていますよね。そう若くないですよね。だからもう一度ターゲット年代を考え直すべきだと思います。いい意味で大人の放送局になっていると思います。

委員:土曜日のこの時間帯に若い女性が何をしているのかということを考えた時に、ラジオを聞いているのか疑問に思います。20〜30代の女性は、普通は外に出ているのではないでしょうか。

委員:私は、このターゲットである20〜30代というのは、若い主婦を連想していました。若い主婦なら、掃除など家事をしながら聞けますので。
でも、このプログラムは割とLOVE FMらしい番組だと思いました。ラジオショッピングも挟まれていますし、若い人向けですよね。
喋り手の英語と日本語のチェンジもとてもスムーズで聞きやすいと思います。

委員:これを聞きながら思ったのは、岩田屋のインフォメーションが流れているのはとてもいいなと思いました。天神に遊びに来る人にとっては、とても欲しい情報なので天神エリアの情報ももう少し充実させたらいいなと思いました。

委員:タクシーの中で、どのくらいFMはついていますか?
 前に個人タクシーに乗った時にLOVE FMが流れていることがあったので、もしそのような需要があるなら、LOVE FMを普及させていってはどうかなと思いました。

委員:日英協会や日米協会などとのタイアップもいいと思います。英会話学校の情報や、中国、韓国の情報をすぐ取り出せるのがLOVE FMという存在だといいなと思います。いろんな領事館などが、この福岡には沢山存在していますが、その存在や活動などはほとんど一般の人には知られていませんね。なので、例えば誰かがある国に興味を持ってどこに問い合わせるのかを迷った時、LOVE FMならわかるだろうという認知度があがればいいと思います。

委員:福岡には確か20数カ国の領事館、協会などがあるんですが、それを束ねているところがありませんよね。例えば、LOVE FMのHPからそれらに辿りつけるというようなタイアップなども考えてみてはいかがでしょう?

委員長:そういうのを番組の中で活用していければいいですね。

委員:ぜひそのようなネットワークが活用できれば、LOVE FMが国際FMという認知度があがると思います。「世界の情報はLOVE FM」などのキャッチフレーズがあれば、より一般市民や福岡に来た外国人がLOVE FMの存在価値を知ることになると思います。

副委員長:LOVE FMが世界の情報の入り口になるということですね。

委員長:そうですね。大変意義のある事なので、ぜひこの件は検討していただいて、これからに活用していただければと思います。

代表取締役常務:福岡県も国際化の推進に大きく取り組んでおり、県の担当部署からも相談を受けているところがあります。福岡からのアジアに向けての情報発信をやっていくためには、どういうことをやればいいのかということを、県と一緒になって検討しておりますので、LoveFMの番組や事業がこれからも福岡の国際化の貢献にもつながっていくかと思います。こうしたことを今後も私どもの放送局で取り組んでいければと思います。

委員長:では、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。