福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
TUE 21:00-21:30, Podcast
2013.08.13[Tue] 12:00
最近暑くなってきましたね。今週のこちヨロいかがでしたでしょうかー。
石田さんはNGKに立ったことに対する喜びを語っていましたね。ただの芸人好きみたいになってましたけども彼は役者ですよ。皆さん忘れなきよう。
今週の福岡SNは福岡女学院大学で教授をされている岩井先生でございます!
岩井先生と気楽な感じで呼ばせてもらっていますが、実は石田さんと僕は去年福岡で公演したときにお世話になったのです。
すごく真面目でインテリジェンス溢れる人なのにユニークさもあって、こんな教授と大学時代に出会いたかったな。それが僕の素直な感想ですね。
ちなみに、大学時代石田さんと同級生として知り合っていたら、仲良くなっていたかどうか疑問です。ぶっ飛ばしてたかもしれませんね。
ヨーロッパ企画よりの使者はまたまた上田さん!
僕は上田さんをリスペクトしています。石田さんの8万倍ぐらい。
ポルカが楽しみすぎて語尾をポルカにしようと思ってるでポルカ。ごめんなさい。調子こきましたね。
でも本当に楽しみ。こうやって石田さんと上田さんがキャッキャと話すような感じで作品が作られていくんでしょうか。
さて。そろそろあのコーナーですよ!
「イシダカクテル~宮原Dの締めの一杯~」
これは、ラジオドラマ「イシダカクテル」を聞いて妄想が暴走した西日本一チャラいDJシステムを持ち歩いているDである宮原Dの文学的妄想の爆発です。
「二つのカクテル」Another Story
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ユージはカウンターから見える天吊のテレビを、ぼんやりと眺めながらヒロシに伝えた。
男性2(Y)「俺、来月いっぱいでここを離れ、旅に出ようと思う」
ヒロシにとって初耳だったが、驚くそぶりはなかった。
むしろ、この瞬間をヒロシは、いつからか待っていた。
男性1(H)「そっか、それで...」
男性2(Y)「ああ、彼女には俺からちゃんと伝えておくさ」
彼女とは、2人が小学校から一緒にいる同級生のあの娘のことだ。
何でも話し合える3人は、いつも一緒であり、それが当然のことと思っていた。
だが、時計は止まらず、3人はそれぞれの"オトナ”という価値観を見出そうとしていた。
あるものはこれまで以上に異性を意識し、そしてあるものは自分の生き方を考えた。
ヒロシはユージに聞いた。
男性1(H)「ユージ、その旅から、いつかはここへ戻ってくるのか?」
男性2(Y)「まだ、わからない。だが、今に不満を抱いているから旅にでるわけじゃない。まだ見ぬ世界を見たい!ただ、それだけなんだ」
男性1(H)「お前らしいな。きっと次に戻ってくる頃には、ここにも新しいお客がいて、新しい世界が広がっているはずだ」
男性2(Y)「そうだな」
背中を押してくれる友がいる。
自分のことを理解してくれる友がいる。
ユージは”ありがとう”の言葉の代わりに、ヒロシの好きなショットを差し出した。
ヒロシがお酒を口に含んだ瞬間、お店のドアが開き、今夜誕生日を迎えるあの娘が入ってきた。
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ふむ。今回は時系列的には本編よりも前の時間ですね。いわば、イシダカクテルゼロです。イシダカクテル0なのです。いよいよ宮Dの妄想は時空を超えだしましたね。あと、石田さんの作った脚本から気になってたんですが、こいつらゆーじとかひろしとか言ってる癖に文章の上では男性1男性2になってるんですね。なんでや。名前出てもうてるやん。
宮Dにいたっては何を考えてるのか男性1(H)男性2(Y)といったふうに、いよいよ男性1はヒロシですよ男性2はユージですよとわかりやすいようにイニシャルを付け出しましたね。
それなら
ヒロシ「そっか、それで……」
ユージ「ああ、彼女には俺からちゃんと伝えておくさ」
でいいやん。と、気になって仕方ない団長でしたとさ。
また来週!
いしだ ごうた
1979年6月3日生まれ、愛媛県出身
俳優/ラジオパーソナリティ
趣味/写真・ラジオ鑑賞
特技/バレーボール
99年、第2回公演よりヨーロッパ企画に参加。以降、ほぼ全本公演に出演。
多数の外部出演にくわえ、イベントでのMCや、ラジオパーソナリティとしての活動も多い。
また、「ヨーロッパ企画の暗い旅」などのバラエティでも活躍。