こちヨロ（こちらヨーロッパ企画福岡支部）

一週間ぶりですー。皆さんどうお過ごしですか。

石田さんは最近漫画にハマってるようですが僕は小さなころからハマり続けてます。最近ちょっとハマってるだけでえらい読んでる空気を出してる石田さんはグーパンですね。

さあ。全米が泣くいつもの企画です。

「イシダカクテル～宮原Dの締めの一杯～」
これは、ラジオドラマ「イシダカクテル」を聞いて妄想が暴走した西日本一チャラいDJシステムを持ち歩いているDである宮原Dの文学的妄想の爆発です。

「なにも言えなくて」After Story
----------------------------------------------
学生「ここ、いいですか？」
僕「ええ、どうぞ」

今日は久しぶりに残業で、いつもより遅くなった。
早く帰りたい気持ちはあったが、ゆっくり座って帰りたいと思い
急行には乗らず、各駅にとまる普通列車に乗った。

きっと僕は、自分が思っていた以上に疲れていたのだろう。
座ってから、あまり覚えがない。
熟睡だったはずだ。
次に気付いたときには、学生が僕に話しかけていた。

僕は咄嗟に反応した。

その学生は、席につくと、すぐにバックの中から単語帳を取り出した。
一生懸命英単語を憶えようとしている。

それから数駅を通過し、次の駅で下車しようとすると
隣にいた学生も、同じ駅で降りるようだった。

僕らは下車するタイミングが同じであったため
改札口まで、ほぼ並ぶように歩いた。

定期をバックの中から取ろうとしたときだった。
僕と併走するように歩いていた学生にかけられた声に聞き覚えがあった。
僕は、その声の方向を見ると、同級生の女の子だった。
改札をくぐった僕は、思わず声をかけた。

僕「久しぶりだね、元気？」
彼女は、すぐに僕に気付き、笑顔で答えた。
話を聞くと、塾で遅くなった息子を迎えに来たらしい。

先ほどまで隣に座っていた学生が、自分の同級生のこどもだったなんて
なんだか恥ずかしくなり、僕は彼に話しかけた。
僕「いま何年生？」
学生「中３です。今度受験です。」


中３の受験のことは、僕も昨日のように覚えている。
そして、それから月日が過ぎたのも知っている。
ただ、自分が思っていた以上に年月は過ぎていたのだろう。
僕は、目の前にいる学生から、自分の年齢を教えてもらった気がした。
----------------------------------------------

相当後日談ですね。そして、この話に出てくる女はビッチで男はストーカーだという説が出ていますが宮原Ｄの手でみんな大人になったというわけです。

宮原D、あまり砂浜DJをしないように！

また来週！