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  • 明治産業 presents「OUR CULTURE, OUR VIEW」
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  • 「アート(絵画・現代アート・演劇など)」を軸に「映画」「音楽」「書籍」「伝統工芸」などまで含めた、様々な 『文化Culture』 について、オリジナリティある切り口で発信していく新しいカルチャー情報番組

福岡・九州のアートシーンを紹介するカルチャー情報番組

福岡・九州からアートや映画、舞台に音楽など、さまざまな文化のシーンと楽しみ方を発信するカルチャー情報番組。#OCOV

( #LOVE FM 毎週日曜 AM10:00〜11:00/(再)毎週木曜 PM11:00〜12:00 放送中 )
出演:佐藤ともやす(パーソナリティ)、三好剛平(三声舎)
制作協力:野村祥悟(BOAT)

LOVE FM『明治産業 presents「OUR CULTURE, OUR VIEW」』Podcast


ご出演頂いた素敵なゲスト様とのトークを、Podcastアーカイブとして保存しております。
お時間がある時に遡ってお聴き頂ければ幸いです!
 

 

第1回~2022年3月までの放送アーカイブはLOVE FM 公式YouTubアカウントにて公開中→LOVE FM Official Channel

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Podcasting とは iTunes などの専用ソフトに好きなネットラジオ局を登録しておくと、新しい放送がアップされるたびに、自動的にパソコンに音声ファイルをダウンロードしてくれるシステムです。 iPod などの携帯音楽プレーヤーをパソコンにつないでおけばファイル転送できるので、通勤や通学中、休憩中など、あなたの好きな時間に番組を聴くことができます。

#260 久留米市美術館「リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」【前編】

2023.03.19[Sun] 11:00

「リアル(写実)のゆくえ」展(〜4/2)は、明治時代から現代まで計26組の作家による作品とテキストを通じて日本の絵画・彫刻における「写実表現」を再考・検証していく展覧会です。日本に西洋由来の写実表現が本格的に導入されたのは明治時代のことでしたが、日本にはそれよりずっと前から独自の写実表現が存在しており、明治期以降にはこれら2つの「写実」が混在していった固有の歴史も浮き彫りにされていきます。
特集の前編となる今回の放送では、本展の概要紹介に続いて、各展示室ごとの作家と作品について久留米市美術館学芸員の森智志さんとともにひとつずつ深掘りしていきます。単に写実的な作品を集めて展示するだけの展覧会とは一線を画した、「写実とは」の根幹を問う展示と内容に、番組クルー一同圧倒されながらお話を伺ってきました。

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#259 PUYEY(高野桂子、五島真澄)「おんたろうズ」

2023.03.12[Sun] 11:00

「PUYEY(ぷいえい)」は、福岡を拠点に活動する高野桂子と五島真澄による“演劇的パフォーマンスユニット”。2016年の結成以来、演劇に軸足を置きながらもその枠組みに捉われない、様々なパフォーマンス要素を取り入れた表現で活動を続けています。これまでにも、何気ない街の風景を演劇的空間に変えてしまう「today」や、日常の色んな場面に潜むフェア(公平,平等)を問い直すエアロビクス・パフォーマンス「フェアロビクス」など、何気ない日常に小さな変化を忍び込ませるような作品を発表してきました。
今回、番組の前半ではユニット結成からこれまでの活動を振り返り、番組後半には4/22-23に北九州芸術劇場で上演予定の新作「おんたろうズ」についてお話をお聞きしていきます。

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#258「ベルクソン思想の現在」平井靖史、藤田尚志、藤枝大(書肆侃々房)【後編】

2023.03.05[Sun] 11:00

前回に続き、書肆侃々房から刊行された書籍「ベルクソン思想の現在」の特集 後編をお届けします。
番組にご出演の平井靖史さんと藤田尚志さんが所属するPBJ(Project Bergson in Japan)による活動と、2022年のベルクソン関連書籍の連続刊行、そして宮野真生子さんの存在が重なったことで、2022年の6〜8月に「本のあるところajiro」で開催された4回連続のトークイベント「ベルクソン思想の現在」。番組前半では書肆侃々房の藤枝さんも交え、この書籍化に至るまでの経緯を改めてたどり直します。そして番組後半では、平井&藤田両氏に「なぜ研究対象としてベルクソンを選んだのか?」をご質問。お二人の回答を深めていくほどにベルクソンの魅力、そして哲学そのものの面白さが見えてきます。

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#257 「ベルクソン思想の現在」平井靖史、藤田尚志、藤枝大(書肆侃々房)【前編】

2023.02.26[Sun] 11:00

福岡の出版社・書肆侃々房から刊行された「ベルクソン思想の現在」を前・後編の2回にわたって特集いたします。
19世紀から20世紀にかけて活躍した哲学者アンリ・ベルクソン。実はここ福岡は、日本のなかでもベルクソン研究の盛んな都市であり(詳しくは本編をどうぞ)、また昨年=2022年はベルクソン研究者たちによる書籍の刊行が集中した異例のベルクソン・イヤーでもありました。今回取り上げる書籍「ベルクソン思想の現在」はそうした2022年の福岡を舞台に、第一線のベルクソン研究者5名が集結し開催された4回連続のトークイベントの採録に、大幅な増補を加えて書籍化したベルクソン思想の入門・解説書です。
番組では、本書の著者である平井靖史さんと藤田尚志さん、そして書肆侃々房の藤枝大さんの3名をゲストにお迎えします。前編となる今回は、冒頭の「哲学とはどういうものですか?」という質問を契機として、両研究者にベルクソン思想の入り口をご案内いただきます。そして番組後半にはこの書籍が出版される背景に隠された、あるエピソードも。

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#256 城一裕 展「木、紙、金属、磁器 – 予め吹き込まれた音響のないレコード」【後編】

2023.02.19[Sun] 11:00

前回に続き、城一裕さんの展覧会「木、紙、金属、磁器 – 予め吹き込まれた音響のないレコード」(〜2/26)の特集後編をお届けします。
これまで木や紙を素材にしたレコードづくりに成功した城さんは、続いて金属製や磁器製のレコード制作に挑戦していきます。異なる素材に挑戦するごとに「こうすれば音が鳴るんじゃないか」と試行錯誤を重ねながら、レコードづくりの歴史と原理を再発明し、自力で肉薄していくプロセスは圧巻です。また城さんは技術的な達成にとどまらず、それらのレコードからは何の音源を鳴らすべきか、そして私たちはレコードを通じて聞いているものとは何か、といった“意味”の再発見も重ねていきます。

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#255 城一裕 展「木、紙、金属、磁器 – 予め吹き込まれた音響のないレコード」【前編】

2023.02.12[Sun] 11:00

城一裕(じょう・かずひろ)さんは、九州大学芸術工学研究院准教授、山口情報芸術センター(YCAM)専門委員などをつとめるかたわら、ご自身もメディア・アートに取り組むアーティスト。これまで音や音響にまつわる様々な作品や研究を重ねながら、色んな素材をつかってレコードを作ることを作品として発表してきました。2/14より福岡・大手門のギャラリーEUREKAで開催される「木、紙、金属、磁器 – 予め吹き込まれた音響のないレコード」(〜2/26)は、そんな城さんのレコードにまつわる十数年の実践を通覧できる展示となります。
今回の放送では、前半に城さんがアーティストになるまでのお話をお聞きし、後半では本展の紹介として、城さんがどのようにしてひとつ一つの素材で音の鳴るレコードを作り出してきたかについて、詳しく紐解いていきます。

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#254 加耒徹「B→C (ビートゥーシー | バッハからコンテンポラリーへ)」

2023.02.05[Sun] 11:00

福岡出身のバリトン歌手、加耒徹(かくとおる)さんをお迎えして、3/7にあいれふホールで開催される公演「B→C(ビートゥーシー)」についてお話を伺っていきます。
番組前半では加耒さんが声楽の道を選ばれるまでの経緯から、自分自身を〈楽器〉とする声楽の面白さや、オペラの楽しみ方入門などたっぷりとお話をいただきました。そして後半にはバッハからコンテンポラリーまで幅広い時代の演目を演奏家自らで構成し実演する人気企画「B→C」に挑戦した加耒さんから、プログラムの見どころをお聞きします。シェイクスピア「おお、私の恋人よ」の歌唱では4名の作曲家によるバージョン違いの歌い分けに挑戦。古典から現代まで、声楽の面白さをみっちり堪能できるプログラムになりそうです。

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#253 田中千智「田中千智展 地平線と道」【後編】

2023.01.29[Sun] 11:00

前回に続き、画家・田中千智さんの特集後編をお届けします。
〈黒い画〉のスタイルを発見して以降、国内外での滞在制作や、本の装丁画など活動の幅を広げていく田中さん。ひとりで制作・発表を重ねていたそれまでの時期と比べ、作品を介して生まれる他者との関わりが、自身の創作姿勢にも変化を及ぼしていきます。
番組後半では、福岡市美術館で開催中の個展「田中千智展 地平線と道」(〜3/21)について。「生きてるうちにやれると思ってもいなかった」と語る同館での個展では、展示室での作品展示だけでなく13メートルの大壁面で3年間にわたる壁画の公開制作も開始。この街で同時代を生きる作家が1年ごとに描き変えていく画面に何を描くのか、注目が集まります。

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#252 田中千智「田中千智展 地平線と道」【前編】

2023.01.22[Sun] 11:00

福岡を拠点に画家として活動する田中千智さんをゲストにお迎えし、現在福岡市美術館で開催中の「田中千智展 地平線と道」(〜3/21)について、前・後編の2週に分けて特集いたします。
前編となる今回は、田中さんが画家を志すまでの前史となる学生時代のお話をはじめ、のちに彼女のスタイルとなる「黒い背景」が“発見”されていったエピソードなど、番組で初めてお話しいただく内容ももりだくさん。絵から受ける印象とはまた違う、ひとりの作家の歴史にじっくりと迫っていきます。

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#251 アーツトンネルと「新川玄規 長澤花咲 二人展」

2023.01.16[Mon] 00:00

アーツトンネルは、福岡県田川市の廃校利活用施設「いいかねPalette」に拠点を構えるNPO法人。筑豊地域で活動する造形作家や画家、写真家やダンサーなど多彩な11人のメンバーで構成されています。アートにまつわる活動を通じて〈人と地域と文化のつながり〉を育むべく、ギャラリースペースや共同アトリエの運営、展覧会やトークイベント、ワークショップの企画などを行っています。
番組前半ではアーツトンネル代表の佐土嶋洋佳さんをお迎えして、この団体が生まれる経緯やこれまでの活動内容などについてお話しを伺います。そして番組後半には、アーツトンネルが現在行っている展示「新川玄規 長澤花咲 二人展」(〜1/22日)をご紹介。出品アーティストの新川玄規さんをお迎えし、リモートで展示会場を巡りながらお話を伺いました。今回の展示を通じて新川さんが感じた地域との関わりについてのお話は、これからのアーツトンネル“ならでは”の活動の種も見つけられそうな内容となりました。

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#250 九州芸文館「ちくごアートリレーション2022:ちくごアート企画室」

2023.01.08[Sun] 11:00

2013年に「筑後広域公園芸術文化交流施設」として誕生した九州芸文館は、芸術文化を通じて地域と交流するアートセンターのような施設。2014年からは、筑後エリアの地域資源を掘り起しながら地域の人々やアートスタッフと一緒に展覧会を作り上げてゆくアートプロジェクト「ちくごアートファーム計画」を続けています。今回の「ちくごアートリレーション」はその一環として、周辺文化施設や大学などとの連携(リレーション)も育みながら、新たなコミュニティや地域、人とのつながりを生み出すための取り組みとして始動。2023年「かえる場所」をテーマとした成果展へ向けて、これからさまざまな活動が重ねられていきます。
番組で紹介する「ちくごアート企画室」はその「ちくごアートリレーション」のキックオフにあたる展覧会。プロジェクトに参加する3アーティスト=柳健司、KITA、酒井咲帆によって、23年成果展のテーマ=「かえる場所」による作品が展示されています。会場では各作家の作品を介して、来場者と直接対話を交わす学芸員が会場に常駐する「企画室」も設置され、新たな「リレーション」の種まきが始まっているとのこと。同館学芸員の関岡絵梨花さんをゲストにお迎えして、お話を伺いました。

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#249【新春放談】OCOVスタッフが選ぶ2022年メモリアル・エピソード

2023.01.01[Sun] 11:00

今回は2022年に収録・放送した全52回の番組放送回から、OCOVスタッフ3名それぞれが特に印象に残ったメモリアル・エピソードを紹介する2022振り返り放談です。紹介された過去の放送回は、LOVEFMの番組公式ページや各Podcastのアーカイブからいつでも&どこからでもご視聴いただけます。年始のお時間を利用して、ぜひ振り返り視聴もお楽しみください:-)

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#248 番組公式イベント「街のコレクションを応援するプログラム」開催レポート

2022.12.25[Sun] 11:00

去る12/4と12/11に開催された、番組初の公式イベントの開催レポートをお届けします。
冒頭にはまず「なぜこの番組が街の文化資産である地元美術館のコレクション(=所蔵作品)を応援するのか」の経緯をご紹介した後、福岡アジア美術館の特別展「エモーショナル・アジア」展と共同で実施してきた2つのイベントを振り返ります。12/4「はじめての〈コレクション推し活〉ワークショップ」と、12/11アート・コレクター宮津大輔さんをゲストにお迎えした「アート・コレクター入門トーク&鑑賞ツアー:売らないアート・コレクターの生態入門」。それぞれ違う角度から「コレクション」に迫った2イベントを通じて見えてきたものとは。イベント現場の様子も交えながらお届けします。

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#247 北九州市漫画ミュージアム「台湾漫画史不思議旅行 ー貸本屋さんと漫画の100年ー」

2022.12.18[Sun] 11:00

“漫画を通じた国際文化交流”をテーマに、北九州市漫画ミュージアムが毎冬実施している「北九州国際漫画祭」。例年、複数の展示やイベントを複合して開催されるこの企画展のなかで、今年開催されるのが「台湾漫画史不思議旅行 ー貸本屋さんと漫画の100年ー」展(〜1/22まで)。台湾における「貸本屋(=有料の書籍レンタル店)」の歴史を通じて、現地の漫画文化、そして漫画の制作や流通の変遷を一望します。
台湾に貸本屋が登場したのは、1895年に始まる日本の植民地支配時代でした。そこから100年以上もの歴史の中で、貸本屋は現地の漫画文化を育む大いなる現場へと成長していきます。そしてこの貸本屋の変遷には、台湾と日本のあいだの社会的・政治的な関係が不可分に関わっており、その歩みを振り返ることは、そのまま台湾の100年史を振り返ることへと繋がっていきます。番組では、本展担当学芸員である石井茜さんをゲストにお迎えし、たっぷりとお話を伺いました。

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#246 「The Place of Us」大島匡史朗、田中喜作

2022.12.11[Sun] 11:00

福岡市科学館サイエンスホールで12/15木〜16金に上演されるダンス公演「The Place of Us」を特集します。ゲストは、福岡を拠点にダンスの公演やワークショップ等を企画するSnC(エスエヌシー)の代表・大島匡史朗さんと、同じく福岡のクリエイティブ・ラボ anno lab(あのラボ)の田中喜作さん。
SnC × anno labにとって昨年の「窓がひらいている」に続いて二度目の協作となる今回の公演では、大島さんが求める「ダンサーの都合や身体性を超えた、見たことのないダンス」を実現する手立てとして見出された「AIが出力するダンス」を、さまざまなジャンルのダンサーたちが実演します。しかしそれは、ただAIが生成した振り付けをダンサーが再現するようなものでは無いようす。一体どんなダンスが生まれようとしているのか。お二人にたっぷりとお話を伺いました。

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#245 映画『柳川』とチャン・リュル〈福岡三部作〉

2022.12.04[Sun] 11:00

世界各国の映画祭で高く評価される映画監督チャン・リュルは、2007年にアジアフォーカス・福岡国際映画祭に招待され、以来10年以上福岡の街と深い関係を育んできました。やがてその交流は〈福岡三部作〉として『柳川』『福岡』『群山』という3本の映画へと結実していきます。
今回、全国公開に先駆けてKBCシネマにて最新作『柳川』(12/16〜)、そして『福岡』『群山』(12/23〜)が上映されるにあたり、本作の配給を行うfoggy代表の今井太郎さんと、映画『福岡』でプロデューサーを務めチャン・リュル監督とも親交の深い福岡インディペンデント映画祭の西谷郁さんをゲストにお迎えし、チャン・リュル映画の魅力についてお話を伺いました。

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#244 村川拓也、長津結一郎「Pamilya (パミリヤ) 」

2022.11.27[Sun] 11:00

久留米シティプラザで12/17〜18に上演される演劇作品「Pamilya (パミリヤ) 」を特集します。
本作は、演出家の村川拓也さんが福岡の介護福祉施設を対象にリサーチを重ねるなかで出会ったフィリピン人女性介護士を主演に迎え、2020年に初演された演劇作品です。筑後地区の介護福祉施設で交わされる外国人介護士と日本人利用者の日常の〈再演〉を通じて、私たち観客が舞台上に見出すものとは何なのか。ケアを「する/される」関係、年代や国籍の異なる相手どうしに生まれるもうひとつの「家族(=Pamilya)」の物語。放送では、演出家の村川拓也さんと本作のドラマトゥルクを務めた長津結一郎さんをゲストにお迎えし、たっぷりとお話を伺いました。

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#243 宮津大輔「エモーショナル・アジア 宮津大輔コレクション × 福岡アジア美術館」(後編)

2022.11.21[Mon] 11:00

アート・コレクター宮津大輔さんをゲストにお迎えした福岡アジア美術館「エモーショナル・アジア 宮津大輔コレクション×福岡アジア美術館」特集の後編をお届けします。
近年、美術館を取り巻く状況のなかでは企画展の動員や活動の収益性ばかりに注目が集まり、各館の所蔵作品=コレクションの活用や研究を充実させていくことは容易ではありません。しかしコレクションとは、各館の根幹を成す極めて重要な文化資産であり、その価値を広め収集・保存・研究といった活動を充実させていくことは、地域にとっても、また美術全体のシーンにとっても、欠かせないものであるはずです。
今回、そのような危機感を強く抱く番組プロデューサーの三好が、宮津さんの胸をお借りして、コレクションをめぐるこの現状に対し「私たちはどのように考え・何をしていけば良いか」について、徹底的に問答を重ねます。

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#242 宮津大輔「エモーショナル・アジア 宮津大輔コレクション × 福岡アジア美術館」(前編)

2022.11.13[Sun] 11:00

福岡アジア美術館で開催中の「エモーショナル・アジア 宮津大輔コレクション×福岡アジア美術館」(〜12/25)について、ゲストに宮津大輔さんをお迎えして2週にわたって特集します。
本展は1990年代から国内外の現代アートを蒐集し、現在では日本のトップコレクターのひとりとして知られる宮津大輔さんのコレクションと福岡アジア美術館の所蔵作品を組み合わせ、現代のアジアの姿を映した東〜東南アジア地域の45作家の作品を紹介する特別展です。
1週目となる今回は、宮津さんがアートを蒐集し始めたきっかけやご自身のコレクションの形成、そして本展実施に至る経緯などを切り口として、宮津さんご自身の活動に迫ります。

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#241 行橋市増田美術館「ますびのお宝の秘密―箱や裏をのぞいてみよう」+「障碍の茶室」

2022.11.06[Sun] 11:00

行橋市増田美術館(ますび)は、地元実業家の増田博氏が自身のコレクションによって設立した私設美術館を前身として、2017年に市立美術館として歩みを始めました。コレクションは大正昭和の近代陶芸史に名を残す陶磁器群や、横山大観など日本画の名品をはじめとして書、彫刻、ガラス工芸など約400点を有しています。
現在開催中の企画展「ますびのお宝の秘密―箱や裏をのぞいてみよう」(〜11/30)では、普段見ることのできない収蔵作品の裏側=背面や内側、作品を収める箱などを特別に披露するユニークな展示。また、同展の一環として行われているのが福岡の美術家・和田千秋らが2000年から続けているプロジェクト「障碍の茶室」。 車椅子のまま入れる特設茶室での体験を通じて、物理的な障害だけでなく心理的な境界を超えていく取り組みです。今回は現地の学生たちが参加し、茶器などを自作したりお茶会を行ったりすることで、本展示とあわせて美術館における体験の内側と外側の〈境界〉への意識にも触れていったようです。同館学芸員の長尾萌佳さんと作家・インストーラーの坂崎隆一さんをゲストにお迎えしてお話を伺いました。

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DJ紹介

  • 佐藤ともやす
  • Tomoyasu Sato
  • 誕生日:7月2日
    出身地:福岡県糸島市
    興味のある事:素直に生きていく事
    好きな音楽:いろいろ聴きます!
    趣味・特技:てぬぐい集め
    SNSアカウント:Twitter@tomoyas1977

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