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  • 明治産業 presents「OUR CULTURE, OUR VIEW」
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  • 「アート(絵画・現代アート・演劇など)」を軸に「映画」「音楽」「書籍」「伝統工芸」などまで含めた、様々な 『文化Culture』 について、オリジナリティある切り口で発信していく新しいカルチャー情報番組

福岡・九州のアートシーンを紹介するカルチャー情報番組

福岡・九州からアートや映画、舞台に音楽など、さまざまな文化のシーンと楽しみ方を発信するカルチャー情報番組。#OCOV

( #LOVE FM 毎週日曜 AM10:00〜11:00/(再)毎週木曜 PM11:00〜12:00 放送中 )
出演:佐藤ともやす(パーソナリティ)、三好剛平(三声舎)
制作協力:野村祥悟(BOAT)

LOVE FM『明治産業 presents「OUR CULTURE, OUR VIEW」』Podcast


ご出演頂いた素敵なゲスト様とのトークを、Podcastアーカイブとして保存しております。
お時間がある時に遡ってお聴き頂ければ幸いです!
 

 

第1回~2022年3月までの放送アーカイブはLOVE FM 公式YouTubアカウントにて公開中→LOVE FM Official Channel

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#330 「大いなる不在」近浦啓

2024.07.21[Sun] 11:00

現在KBCシネマほか各劇場で公開中の映画「大いなる不在」で監督・脚本・編集を務めた映画作家、近浦啓さんをゲストにお迎えします。
映画「大いなる不在」は認知症になった父と疎遠になっていた息子のあいだで繰り広げられるサスペンス・ヒューマンドラマ。昨年のサン・セバスティアン国際映画祭で最優秀俳優賞ほか二冠を達成したほか、各国の国際映画祭で高い評価を集めました。森山未來さんや藤竜也さんら実力派キャストの演技に加え、端正な画面づくりと演出からも見応えある作品に。映画の大半が北九州で撮影されており、ここ福岡にも縁の深い作品となっています。
同作で監督・脚本・編集を務めた近浦啓さんは、普通とは異なるルートで映画作家への道を実現されました。番組ではそんな監督の経歴にはじまり、国際映画祭の現場で育んできた各国映画人との繋がりについてのお話、そして映画「大いなる不在」で印象的だった撮影や演出についても深掘りトークをお聞かせいただきました。

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#329 九州産業大学美術館「もしも… 大辻清司の写真と言葉」【後編】

2024.07.14[Sun] 11:00

前回に続き、九州産業大学美術館で〜7/28(日)まで開催中の展覧会「もしも… 大辻清司の写真と言葉」特集の後編をお届けします。
今回の放送では、2フロアに分かれた本展の後半へと誘う階段ゾーンの展示から。1968年に美術手帖で組まれた「写真 いま、ここに」特集へ大辻が寄せたテキスト群は、それ以降の氏の写真表現を予見させる必読の内容に。第5章では代々木上原の商店街を連続写真で捉えた「界隈」や、大辻自身が撮影した映画「上原2丁目」などを展示。大辻の写真表現が「瞬間」から「シークエンス(連続、ひと続きの物事)」へと変化していくようすを目の当たりにします。続く第6章では、1975年に大辻がアサヒカメラ誌で1年間続けた写真と言葉の連載「大辻清司実験室」の作品群から。それまで探究を重ねてきた写真表現が見事に結実していく素晴らしい内容となっています。最後の7章では現代美術家・斎藤義重との協業や、大辻自身が問い続ける「見えぬ意味を見ぬ意味と」などについて。前回に続き、九州産業大学美術館館長の大日方欣一さんとともに見ていきます。

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#328 九州産業大学美術館「もしも… 大辻清司の写真と言葉」【前編】

2024.07.07[Sun] 11:00

九州産業大学美術館で〜7/28(日)まで開催中の展覧会「もしも… 大辻清司の写真と言葉」を2週にわたって特集します。
大辻清司(おおつじ・きよじ)は、写真家と教育者という2つの側面を持つ人物でした。写真家としては、戦後日本で詩人の瀧口修造や作曲家の武満徹らとともに前衛芸術グループ「実験工房」メンバーとしての活動をはじめ、様々な芸術家による創造の現場の記録写真や、都市を独自の視点で切り取る作品群などを手がけました。他方、数々のすぐれた写真論を執筆し、高梨豊や島尾伸三、牛腸茂雄、畠山直哉、潮田登久子ら多くの後進を育てた芸術教育の実践者としての側面を持っており、晩年にはここ九州産業大学で教鞭を執っていました。
番組では、自身も大辻清司アーカイブの編纂事業などに取組む九州産業大学美術館館長の大日方欣一(おびなた・きんいち)さんをゲストにお迎えして展覧会を一緒に見ていきます。前編となる今回は展覧会の第1章〜4章、そして第5章以降へ誘う階段に展示された大辻のテキストについて。各章の見どころをエピソードも交えて詳しくお話しいただき、音声ガイドのようにもお楽しみいただける内容になりました。

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#327 「エドワード・サイード ある批評家の残響」中井亜佐子

2024.06.30[Sun] 11:00

福岡の出版社・書肆侃侃房から刊行された書籍「エドワード・サイード ある批評家の残響」を著者の中井亜佐子さんをお迎えしてお届けします。
エドワード・サイードは「オリエンタリズム」などの著書でも知られる批評家であり、生涯を通じて文学、音楽、パレスチナ問題など様々な物事を分野横断的に論じてきました。昨年10月のイスラエルによるガザ軍事侵攻を受け、その文脈から読み返されることの多いサイードですが、本書ではサイード没後20周年という契機を得て、今一度サイードの仕事の根幹にあった「批評」という営みそのものを見つめ直します。
サイードにとって文学や芸術を研究することと、現実の世界に発言をしていくこと——その2つを繋ぐものとして「批評」があったのではないか? その問いを、文化・芸術と鑑賞者一人ひとりの現実との間に結び付きを見つけ鑑賞を楽しんでもらうことを目指すこの番組の活動にも紐付けて考えてみたい。著者の中井さんとのお話を通じて、改めて「批評」というものについて考えてみます。

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#326 福岡県立美術館「鹿児島睦 まいにち」展【後編】

2024.06.23[Sun] 11:00

前回に続き、福岡県立美術館で〜6/23(日)まで開催中の展覧会「鹿児島睦 まいにち」特集の後編をお届けします。
後編となる今回の放送では、会場に展示されている作品群について、より詳しくお話を伺っていきます。梨木香歩さんとの「蛇の棲む水たまり」は、鹿児島さんが本展に向けて制作した200点の新作から梨木さんがピックアップされた数十枚のお皿でオリジナルの物語を編み出すユニークな取り組み。普段から、ものとして日常使いできるよう、ご自身の作品は「敢えて物語が生まれないように」つくっているとお話される鹿児島さんのお皿を前に、梨木さんはどのようにして物語の糸口を見出していったのか。その他、様々な企業との協業(コラボレーション)を通じて生まれた作品についてもお話を伺いながら、鹿児島さんの表現の核心にあるものを探っていきます。
さらに番組終盤では、鹿児島さんの大伯父であり「紙塑人形」の創始者として作品が福岡県立美術館にも収蔵されている人間国宝・鹿児島寿蔵さんについて。本展と時期を合わせて上階では鹿児島寿蔵の作品も楽しめるコレクション展も展開されており、睦さんの表現との響き合いを見つける楽しみも用意されています。

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#325 福岡県立美術館「鹿児島睦 まいにち」展【前編】

2024.06.16[Sun] 11:00

福岡県立美術館で〜6/23(日)まで開催中の展覧会「鹿児島睦 まいにち」展を2週にわたって特集します。
「鹿児島睦 まいにち」展は、陶芸作品を中心にテキスタイル、版画など多彩な仕事で注目を集める鹿児島睦さんが、地元福岡で開催する初の大規模な展覧会。前編となる今回の放送では、鹿児島さんの幼少期からの創作の歴史をお尋ねすることに始まり、作品/製品や工芸/美術など複数の表現にまたがるご自身の活動を”国境線の上を歩いているような”と紹介される鹿児島さんに、その表現の在り処をめぐる対話を重ねていきます。

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#324 福岡アジア美術館「アジアン・ポップ」【後編】

2024.06.09[Sun] 11:00

前回に続き、福岡アジア美術館で〜9/3(火)まで開催中の展覧会「アジアン・ポップ」特集の後編をお届けします。
後編となる今回は、場内展示の第2章からスタート。バングラデシュの人力車=リキシャとその行き過ぎた装飾表現、現地の映画や商業ポスターとの影響関係などから「アート」と「大衆芸術」の境界線が複雑に交錯する様子を見つめます。そして番組制作スタッフも愛好して止まないアジ美所蔵の大型作品「ハート・マハル」を楽しんだ後に、第3章へ。本展チラシのメインビジュアルとなった台湾の作品「トロツキーに捧ぐ」をじっくり鑑賞していきます。その後、展覧会全体を振り返りながら、厳しい現代社会の中においてなおアートはいかにメッセージを発することが出来るかについて、学芸員の趙純恵さんと一緒に考えます。
番組の最後には、展示作品「ガンボージ色のガッバル」に関連しインドの伝説的映画『炎』(原題:SHOLAY/1975)の限定上映を行う6/15(土)と8/17(土)のスペシャルイベントのご紹介も!

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#323 福岡アジア美術館「アジアン・ポップ」【前編】

2024.06.02[Sun] 11:00

福岡アジア美術館で〜9/3(火)まで開催中の展覧会「アジアン・ポップ」を2週にわたって特集します。
福岡アジア美術館は1999年の開館以来「世界で唯一のアジアの近現代美術の専門館」としてアジアの美術作品(ファインアート)をコレクションするかたわら、既存の美術の枠にとらわれず、それら美術作品に強い影響を与えてきた各国の「大衆美術(娯楽や商業広告から生まれた表現物)」や「民俗芸術(土着の文化や風俗から生まれた工作物)」も積極的に収集することで、独自のコレクションを形成してきました。
美術作品と大衆美術の両方を所蔵する特徴的な同館コレクションに、本展は「ポップアート」を切り口に新たな光を当てます。「ポップアート」とは、大量消費社会が生み出した商業広告などのイメージを表現に取り込み、時代や社会をアイロニカルに捉える美術表現で、1950年代に欧米で生まれ1980年代にはアジア各国でも盛んに制作されました。アジアで生まれたポップアートとその創作源となった大衆芸術を同時に見ていくことで、美術作品と社会、時代との深いつながりが見えてくる展覧会となっています。学芸員の趙純恵さんにお話を伺いました。

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#322 兼島拓也「ライカムで待っとく」

2024.05.26[Sun] 11:00

久留米シティプラザで6/15(土)に上演される演劇作品「ライカムで待っとく」を特集します。
久留米シティプラザでは2022年より「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」と題し、独自の視点で時代を捉え・応答を試みる意欲的な演劇作品の上演を重ねており、今回はその第5弾。「ライカムで待っとく」はアメリカ占領下の沖縄で起こった米兵殺傷事件に基づくノンフィクションに着想を得て、沖縄在住の劇作家・兼島拓也が書き下ろし、沖縄に出自を持つ田中麻衣子が演出を手掛けた演劇作品です。
番組では兼島拓也さんをゲストにお迎えし、演劇活動を始められたきっかけから本作を制作することになった経緯、そして作家である兼島さんご自身をも巻き込んでいった本作のテーマのひとつである「当事者性」の問題と、そこからこの作品が「どのような鑑賞体験」を持ち帰らせる演劇になっていったかまで。たっぷり対話にお付き合いいただきました。

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#321 久留米市美術館「ちくごist 尾花成春」【後編】

2024.05.19[Sun] 11:00

前回に続き、久留米市美術館で〜7/7(日)まで開催中の展覧会「ちくごist 尾花成春」特集の後編をお届けします。
画家・尾花成春は、その活動初期に歌人の実父から「山の裏側を描け」と喝破されて以来、画面に対象の「存在」を捉えるべく、刻々とスタイルを変えながら表現の模索を続けた画家でした。
今回の放送では、6章構成からなる展覧会の後半を順に見ていきます。画題として「音」と「石」を見出していく第4章、幾層にも塗り重ねた黒や赤一色の表現を通してそれまで探究してきた「存在」「空間」に加え「時間」という新たなテーマの探究が始まる第5章、そして哲学的思弁とともについに「不可視の存在」をも画面に捉えていく円熟の第6章。ある作家の画業がはじまり、数十年をかけて遂にひとつの到達を迎えるまで。その変遷を丁寧に見通していく本展を、前週に続き森智志学芸員の解説とともに鑑賞していきます。

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#320 久留米市美術館「ちくごist 尾花成春」【前編】

2024.05.12[Sun] 11:00

久留米市美術館で〜7/7(日)まで開催中の展覧会「ちくごist 尾花成春」を2週にわたって特集します。
「ちくごist」は、久留米市美術館が久留米及び筑後の地にゆかりのある作家を紹介すべく始動させた、新たな展覧会シリーズ。その第1弾として取り上げるのが筑後の画家・尾花成春です。
尾花は1926年に現在のうきは市に生まれ、2016年に同地で亡くなるまで、筑後で制作することにこだわりながら旺盛な創作活動を続けてきた画家でした。これまでは福岡で活動した前衛美術集団「九州派」時代の作品のみ紹介される機会の多かった氏について、本展ではその活動初期から晩年に至るまでの画業全体を展望します。
今回の放送回ではその特集の前編として、6章構成からなる展覧会の前半=第1章から第3章について、森智志学芸員の解説とともに鑑賞していきます。

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#319 北九州市立美術館「足立美術館所蔵 横山大観展」

2024.05.05[Sun] 11:00

北九州市立美術館で〜5/19(日)まで開催中の「足立美術館所蔵 横山大観展」を特集します。
横山大観(1868〜1958)はその人生の歩みと画業が、そのまま日本画の発展史となっていった近代日本画の巨匠です。本展は、近現代日本画のコレクションで名高い足立美術館から大観の名品50点を展示し、初期から晩年にいたる氏の画業を展望していきます。
番組では展覧会の構成に沿って、以下のような流れで展覧会を深めていきます。岡倉天心からの影響/初期の代表作『無我』が名作とされる理由と“近代日本画”のはじまり/西洋絵画の技法等を取り入れた「朦朧体」の発明/海外で得た刺激と時代ごとに変化していった画風/名作『紅葉』『朝嶺・暮獄』にみる圧倒的達成/モチーフとしての”富士山”表現の変遷/戦時下に大観の描いた戦争画を今どう見るべきか/戦後においても挑戦を続けた晩年期。学芸員の重松知美さんのお話とともに、「日本画」鑑賞の入門編としてもお楽しみいただける内容となりました。

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#318 北九州市立美術館「コレクション展Ⅲ 特集 磯崎新『還元』シリーズ」【後編】

2024.04.28[Sun] 11:00

前回に続き、北九州市立美術館で〜5/6(月祝)まで開催中のコレクション展「特集 磯崎新『還元』シリーズ」特集の後編をお届けします。
後編となる今回は、本展の軸となった建築家・磯崎新さんの版画作品「『還元』シリーズ」を糸口として、約7,800点ある同館のコレクションから「建築」をテーマに作品を選出・展示した展示の後半パートを鑑賞していきます。
文明開化期の文物を描く浮世絵版画=開化絵から見る「文明開化の建築」をはじめ、北九州の地史と深く結びついた「炭鉱の風景」、地元作家と建築の結びつきを見つめる「北九州の建築と美術」、空想建築とその世界を描き出した門司の作家・川原田徹による「空想の建築」。いずれも磯崎新の「『還元』シリーズ」と合わせて鑑賞することで、新たな視点から作品理解を深められる展示になっています。前編に続き、学芸員の落合朋子さんと建築家・水谷元さんとともにお届けします。

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#317 北九州市立美術館「コレクション展Ⅲ 特集 磯崎新『還元』シリーズ」【前編】

2024.04.21[Sun] 11:00

北九州市立美術館で〜5/6(月祝)まで開催中のコレクション展「特集 磯崎新『還元』シリーズ」を2週にわたって特集します。
本展は、建築家・磯崎新さん(1931-2022)が1970年代から手がけ、今回同館のコレクションに加わった「『還元』シリーズ」と呼ばれる版画作品群の展示を軸として、その他の所蔵作品群にも「建築」というキーワードから光を当てていく展覧会です。
磯崎さんはポストモダン建築の旗手として国内外の建築界を牽引するかたわら、世界各地での建築展や美術展のキュレーション、国際的なシンポジウムの議長をつとめるなど、思想や美術、デザインなど多岐にわたる領域で活躍。北九州でも同館を含む4つの施設で設計を手がけました。
番組では学芸員の落合朋子さんに加え、磯崎新についての評文も執筆している建築家・水谷元さんをゲストにお迎えし、建築と美術双方の視点を重ねながら磯崎さんの仕事に迫っていきます。

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#316 柏田テツヲ 写真展『樹樹』LIBRIS KOBACO

2024.04.14[Sun] 11:00

LIBRIS KOBACOにて〜4/29月祝まで開催中の「柏田テツヲ 写真展『樹樹』」を特集します。
柏田テツヲさんは1988年大阪出身の写真家。旅をしながら自然や人に出会い、そこで感じた疑問や違和感に目を向け作品を制作しています。
番組前半では、柏田さんが写真家を志したきっかけにはじまり、その後の活動を経て1冊目となる写真集「MOTEL」、以降2冊目「STRANGER」、3冊目「Into the Gray」とそれぞれ制作されていく過程で感じていたこと、そして変わっていったスタイルなどのお話をじっくりお聞きしていきます。そして番組後半では、今回の展示で披露されている「Into the Gray」と、屋久島の自然と共作した「Nearly equal」シリーズを通して、柏田さんが目指した次なる表現についてのお話も。開催中の展示をより深く楽しめるエピソードの数々をお楽しみください。

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#315「博物館科学って何ですか?」九州国立博物館 博物館科学科長 木川りか

2024.04.07[Sun] 11:00

九州国立博物館の博物館科学課長・木川りかさんをゲストにお迎えし、「博物館科学」のお仕事についてお話を伺います。
九州国立博物館では日々、さまざまな文化財の展示が行われています。しかし同館には展示以外にもその重要な使命に、文化財を守り・調査する「博物館科学」の現場としての役割があります。今回、木川さんには「博物館科学」のお仕事を「病院」「保健所」「分析・調査の現場」という3つの視点から切り出していただき、その活動とやり甲斐を教えていただきました。聞けばこれからの博物館展示の見方が変わってしまうような、ワクワクするお話になりました。

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#314「埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち」高柳聡子、藤枝大【後編】

2024.03.31[Sun] 11:00

前回に続き、福岡の出版社・書肆侃侃房から2月に刊行された書籍「埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち」特集の後編をお届けします。
後編となる今回の放送では引き続き著者の高柳聡子さんより、ロシア銀の時代に活動した女性詩人たちのご紹介としてアンナ・アフマートワや、高柳さんの“推し"であるチェルビナ・デ・ガブリアックのお話も伺います。そして番組の後半には、書肆侃侃房の編集者・藤枝大さんのお話も。今回この本に収録された高柳さんの連載が開始してほどなく勃発したロシアによるウクライナ侵攻。ふたたび戦時下となってしまったこの時代に、いま一度”銀の時代”の女性詩人たちの言葉を届け直すことへ託した想いなどについて、お話いただきました。

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#313「埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち」高柳聡子、藤枝大【前編】

2024.03.24[Sun] 11:00

福岡の出版社・書肆侃侃房から2月に刊行された書籍「埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち」を2週にわたって特集します。
「埃だらけの〜」は、ロシア文学において1890年代から1920年代にかけて、多彩で才能あふれる詩人たちが登場した”銀の時代”と呼ばれる時代に活躍した女性詩人たちに光を当てます。本書の著者でありロシア文学の翻訳者でもある高柳聡子さんは、ペテルブルグの古書店で偶然見つけた「銀の時代の101人の女性詩人」という詩集を手がかりに、そこから15名の女性詩人を選出し、一人ひとりの作品とその背景をこの本のなかでご紹介していきます。100年前の忘れられた女性たちの言葉は、現代の私たちに何を伝えるのか—。
番組では高柳聡子さんと書肆侃侃房の編集者・藤枝大さんをゲストにお迎えし、高柳さんがこの詩集に出会うまでの素敵なエピソード、”銀の時代”とはどのような時代だったのか、そして本書タイトルの着想源となった詩を残した女性詩人アデリーナ・アダーリスについてお話を伺います。

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#312 「Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」事務局長 橘愛加

2024.03.17[Sun] 11:00

福岡を拠点にアジアの映画シーンとつながりながら様々な活動を行う「Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」事務局長の橘愛加さんをゲストにお迎えします。
もともと大学時代に参加した映画祭ボランティアでの経験を機に、映画およびその現場に興味を抱き始めた橘さん。その後、地元の映像制作会社にメンバーとして加わったり、台湾に渡航して現地の映画祭へ積極的に足を運ぶなどしたりするうちに、2023年秋に開催されることになる「Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」の事務局長としてのお声がかかり……。橘さんのお話しをお聞きしていると、福岡という街がアジアと繋がりながら重ねてきた様々な映画シーンが垣間見られるとともに、そうした文化的土壌からどのような人材が育まれ得るのか、ということが見えてきます。

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#311 「〈寝た子〉なんているの?ー見えづらい部落差別と私の日常」【後編】

2024.03.10[Sun] 11:00

先週に続き、書籍「〈寝た子〉なんているの?ー見えづらい部落差別と私の日常」を題材に、“部落”のことを考えてみる特集の後編をお届けします。前編に続き、ゲストは著者の上川多実さんと里山社代表の清田麻衣子さんです。
番組前半では、上川さんがご自身のお子さんやママ友に対してどのように部落のことを伝えたか。その対話とリアクションから見えてくる変化の可能性について考えます。そして後半には、書籍のタイトルにもかかわる「寝た子を起こすな」の考え方について。部落の問題に取り組む際に必ず直面するこの発想で、問題は本当に解決し得るのか?マイクロアグレッションやマジョリティ特権といったキーワードも交えながら考えます。そして今回、部落のイシューを番組で取り上げるにあたって製作陣も直面した困難なども実例としながら、今後どのようにして部落のことも対話可能なイシューとしていけるのか、そして部落以外の問題にも共通する「差別の構造」を私たちはどのように乗り越えられるかなどについて触れていきます。

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DJ紹介

  • 佐藤ともやす
  • Tomoyasu Sato
  • 誕生日:7月2日
    出身地:福岡県糸島市
    興味のある事:素直に生きていく事
    好きな音楽:いろいろ聴きます!
    趣味・特技:てぬぐい集め
    SNSアカウント:Twitter@tomoyas1977

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