福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
ラブエフエム国際放送は、貢献・文化の向上・公共の福祉・産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に、放送によって寄与することをその使命とする。われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神に従い、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由を守り、法と秩序を尊重して社会の信頼に応えていく。上記目的を実現するために、当社は放送番組を次の基準によって編集する。○ できる限り多くの言語で情報を提供し、九州北部在住の様々な国の人々とコミュニケーションを図っていくことを目指す。○ 放送内容は、従来のようにアップ・トゥ・デイトなニュースに限らず、母国の情報、災害時の緊急放送、生活面での必要な情報などをそれぞれの母国語で語りかけるような新しい概念の放送を目指す。○ 報道番組は、すべての干渉を排し、政治・経済・社会上の諸問題に対して公正な立場を守り、対立意見の問題に関しては多角的に論点を明示する。○ 教育番組・教養番組に関しては、対象を明確にして妥当な時間帯に編成し、必要な告知を実施する。○ 娯楽番組は、聴取者に健全な楽しみを提供し、生活内容を豊かにすると共に、その育成を図る。○ 社会の公安及び善良な風俗に反する放送は行わない。○ 個々の番組の企画・制作・実施にあたっては、『日本民間放送連盟基準』を遵守することを基本方針とする。
第234回 番組審議委員会 議事録概要
● 開催日時 2025年12月12日(金)18:00〜 ● 開催場所 久留米市城島町 ● 出席委員 岡 幸江(委員長) 姜 益俊(副委員長) 須内 洸至 柳田 駿 宮崎 麻世 ● 議題 LOVE FM 全番組について ● 議事の主な内容 編成責任者より、LOVE FMの全体コンセプトや目指すべきビジョンについて説明があり、委員の皆様からは以下のような質問及び事務局からの回答をしました。 ・LOVE FMは外国語放送局としてのアイデンティティを根幹に据えておられますが、編成にあたり、日本人リスナーと外国人リスナー双方に向けたコンテンツのバランスをどのように定義し、取り組まれているのでしょうか。具体的には、現在の生放送や制作番組において、日本語、英語、およびアジア諸言語が使用されている時間の割合は、全体の放送時間に対してどの程度確保されているのか、その現状を伺いたく存じます。あわせて、バイリンガルDJの起用人数や対応言語数といった具体的な体制についても、現状の数値と、今後目標としている指針がございましたら、あわせてお示しいただけますでしょうか。 (回答)放送構成比は(一週間の実績)、全編英語の番組が約34%、複数言語による混合番組が約40%、そして日本語のみの番組が約21%となっております。DJの起用体制については、放送出演頻度はDJによって異なりますが約10名が在籍しています。特に生放送になりますが、海外経験を持つ日本人やミックスのバイリンガルDJを主軸にしております。、今後の目標については明確な数値設定こそないものの、アジア圏の番組拡充を意識しており、ネイティブスピーカーによる発信に限定せず、特定の国の文化や背景に精通した日本人がその魅力を紹介するという手法もリスナーへの訴求力が高いと考えておりますので、今後は語学力だけでなく特定の文化に深い知見を持つ人材との出会いを起点とした番組制作を通じて、アジアの文化をより深く伝える体制を整えていく所存です。少し根本的になりますが弊社が放送をするうえで意識しているのは、異なる文化背景を持つことで、物事の捉え方がどのように変化するのか。その視点の多様性を、番組を通じて表現することを大切にしています。現状では技術的な課題に直面することもありますが、文化の違いから生まれる視点の変化こそが、番組に独自の面白さと深みをもたらすと確信しています。 外国人DJの存在は、その姿勢を象徴する一つの例ですが、私たちが重視しているのは、日本人スタッフであっても異文化に身を置き、多角的な視点を持つというマインドセットです。この「異文化への理解とそこから生まれる新たな視点」を大切にする意識こそ私たちの番組制作における揺るぎない考え方です。 ・昨今、メディア業界において翻訳の不備や誤訳に起因する問題が社会的に注目を集めておりますが、多言語放送を旗印とする弊局における管理体制について伺いたく存じます。特に、生放送での即時通訳やニュース等の翻訳原稿作成において、内容の正確性や表現の妥当性を担保するために、どのようなチェック機能やガイドラインを設けていらっしゃるのでしょうか。 (回答)翻訳の管理体制につきましては、まず日本語の原稿をもとに各言語への翻訳を依頼しておりますが、その際、音声収録のみならず翻訳原稿の書面提出を必須としております。提出された原稿は、事務局側で翻訳ツール等を活用して元の日本語との間に大きな乖離がないかを確認するプロセスを経ております。しかしながら、言語固有のニュアンスまでを完全に精査することは実務上極めて困難であるのが実情です。 実際に、一人のDJが作成した翻訳を別のDJが確認した際に、解釈や表現の相違が指摘されることもございますが、これは日本語の表現においても起こり得る事象であると考えております。そのため、最終的な翻訳の精度はDJ個人の責任感と知見に依存する部分が大きく、翻訳を依頼する段階において、単に語学力があるだけでなく『正確な情報を発信する責任感』を兼ね備えた人材を厳選し強固な信頼関係を築くことを管理体制の要(かなめ)としております。 ・今後海外の方が絡む番組として、どういう構想がありますか? (回答)特に音楽系の話になりますが、アジアの音楽シーンに精通し、海外アーティストとのネットワークもありますので、音楽シーンの熱量が高いタイや、人口動態からも注目されるインドネシア、ベトナムといった国々の音楽や文化を積極的に紹介していくことは、アジアの玄関口である福岡の放送局として非常に意義深い取り組みであると考えております。 ・海外向けの番組を制作したいという意欲は十分に理解しておりますが、肝要なのは、その番組に触れたリスナーに『何を持ち帰ってほしいのか』という点です。単に情報を流すだけでなく、どのような知識を習得してほしいのか、いかなる感情を抱いてほしいのか、あるいは対象となる国のどのような文化的背景を理解してほしいのか。番組制作のプロセスにおいて、そうした本質的なゴールを常に意識し、明確な意図を持って取り組まれているのかという点に、強い関心を持っております。手段が目的化することなく、リスナーの心に何を残すかという原点を忘れないでいただきたいと思います。 次回番組審議委員会は2月に開催予定です。
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