2016.06.06
九州大学ソーシャルアートラボ×LOVE FM【共同研究を開始】
テーマは・・〝発酵″という概念を用いた地域づくり
LOVE FM と九州大学大学院芸術工学研究院ソーシャルアートラボ(以下、SAL)は、「発酵」という概念を用いた地域づくりにアプローチする新しい共同研究を開始いたします。
地域づくりには、地域にある自然文化資源を「地域外」の視点から活用することが重要だと言われています。なかでも、創造的なアイディアを生み出し変化をもたらす存在が、地域に重要な役割を果たしていることがわかってきました。今回の共同研究では、創造的なアイディアが地域に根付くプロセスを「発酵」と捉え、それを仕掛ける人= “カモシスト”(醸す人)に注目します。
社会の課題にコミットし新しいつながりを生み出す芸術実践=ソーシャルアートの研究に携わっているSALと、 LOVE FM 「月下虫音」(げっかちゅうね)と、がタッグを組むことで、これまで研究が困難だった領域の課題に切り込んでいきます。
<LOVE FM × SAL 共同制作コーナー概要>
<LOVE FM × SAL 共同制作コーナー>
●タイトル:「かもしとーと? ~ソーシャルアートで地域を発酵~」
●放送曜日/時間 :毎月第2木曜日 22:30~22:40
●放送回:2016年6月9日~2017年3月9日までの全10回
●内容 :九州各地域の“カモシスト”をラジオを通じてご紹介しながら地域を発酵。
創造的なアイディアが地域に根付くプロセスを「発酵」と捉え、それを仕掛ける人= “カモシスト”をご紹介していきます。
地域を醸す人に注目し、そのカモシストが社会や環境のどのような変化をもたらしているか?を大田こぞうが伺います。
●番組:月下虫音
●DJ:大田こぞう
●出演ゲスト:地域に発酵をもたらしている『カモシスト』を月替わりでお迎えします。
番組のアーカイブや特設サイト:
http://www.sal.design.kyushu-u.ac.jp/lovefm/
※放送内容は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
九州大学ソーシャルアートラボ
九州大学ソーシャルアートラボは、社会の課題にコミットし、人間どうしの新しいつながりを生み出す芸術実践を「ソーシャルアート」と捉え、その研究・教育・実践・提言を通じて、新しい生の価値を提示していくことを目的とします。
【コンセプト】ソーシャルアートラボは、「“面白い”を形にし、“豊かさ”を見える化する」をキャッチフレーズに、様々な異なるものどうしのデモクラティック(民主的)な交流を通して、ポストグローバル時代を見据えた社会のデザインを考案することを目指します。
ここでは「アート」を美術分野に限定せず、広義の芸術を示す総称として用い、作品という側面だけでなく実践的側面も重視しながら、環境デザイン、テクノロジー、マネジメントの観点からの総合的アプローチを試みます。
(*英語では、socially engaged art, social practice art などと呼ばれています。)
九州大学ソーシャルアートラボ http://www.sal.design.kyushu-u.ac.jp/