04年04月
COOL CUTS
KATY ROSE
“Overdrive”
デビューアルバム「 Because I can」 CD番号V2CP-180 (V2 Records) 4/2発売
LA出身の17才。本国アメリカのみならず全世界征覇を期待されている新人。04年のブレイク・ナンバーワン・アーティストと推す声も多い。ケイティが他の同年代アーティストと異なるのは、そのサウンドが限りなくロックであること。好きなアーティストに「ボブ・ディラン、ジャニス・ジョプリン、ルー・リード」などを挙げているように、音楽ジャンルとしてのロックではなく、アティテュードとしてのロックが、今の時代にとても刺激的だ。しかも10代特有の生意気さではなく、強靭な自己実現願望ゆえの過激さ。これは、アーチストの大きさを現わしていると捉えてもいいだろう。
THE VEILS
“GUIDING LIGHT”
デビューアルバム「 THE RUNAWAY FOUND」 CD番号TOCP-66291 (AOZORA RECORDS) 4/14発売
UKロックの名門ラフ・トレード・レーベルからの、ロンドン出身の4人組!ヴォーカルFinnは元XTCのバリー・アンドリューズの息子で非常に繊細な声を持ち、コールドプレイ、ザ・ヴァーヴ、曲によってはレディオヘッドのにおいも感じさせる、2004年注目されるべきバンド!上記シングルを含み、スウェードのバーナード・バトラーもアルバムの4曲をプロデュース!要チェック!!
RECOMMENDED ALBUM
MICHAEL LEARNS TO ROCK
「Take Me To Your Heart」
CD番号TOCP-66234 (東芝EMI) 3/17発売
MLTRの6作目となるアルバム。Bのソレンが前作から脱退し、現在は3人で活動中。これまで発売したアルバム中、なんと4作がミリオン。ヤーシャの持つ抜群のメロディー・センスには高い評価がなされており、更なる活躍が期待されている北欧きってのアーティストである。
ぱぱぼっくす
「花降る午後」
CD番号MUCT-1009 (Teenage Symphony/Dreamusic) 4/21発売
ぱぱぼっくすは、ヴォーカル/ギターの「さわだともこ」と、ギターの「たるたにさとし」による“関西の至宝”とも呼ばれるほど知る人ぞ知るユニットである。あまりにもつたなく、あまりにもあぶなっかしい、デモ・テープ以前のラフ・テープのような飾り気のまったくない無垢な匂いで満ちている。だが、ぱぱぼっくすの魅力は、そのつたなく無垢であるところにあるのではない。むしろ、ただ単に“うた”としか呼ばせたくないと言い張っているような頑固さが透けて見えるところだ。一見穏やかで和やかなこの本作を繰り返し聴けば、あなたもこの中に秘められたそんな幹の太さを感じとることができるはずだ。
Cesaria Evora
「Voz D'Amor」
CD番号RBCS-2080 (Rambling RECORDS) 3/11発売
ポルトガルのファドの「サウダージ」とアフリカのリズムの融合・・・。40年以上のキャリアで今なお歌い続けるセザリアの音楽は、彼女の内面から溢れ出るような‘哀しみ’‘あこがれ’‘郷愁’といった要素を完璧に歌い上げている。
LISA LOEB & ELIZABETH MITCHEL
「Catch The Moon」
CD番号COCB-53184 (Columbia Music Entertainment) 3/17発売
常に心に響く歌を歌い、多くの人に愛されているリサが旧友エリザベスと心暖まるアルバムをつくりました。「オー・スザンナ」「キラキラ星」「ビッグ・ロック・キャンディー・マウンティン」など世界の珠玉の民謡、童謡が収録されています。日本の「どんぐりころころ」やフランスの「フェ・ドゥ・ドゥ」なども楽しく和みます。パッケージも鮮やかで愛情がこもっており、大事な方にプレゼントしたくなるアルバムです。