福岡市「やさしい日本語」ラジオ講座

《Darrell(だりる)》日本(にほん)は、地震(じしん)が 多(おお)い ですね。

《Tomomi(ともみ)》小(ちい)さい 地震(じしん)も あれば、建物(たてもの)が 壊(こわ)れる ほど の 大(おお)きい 地震(じしん)も あって、本当(ほんとう)に 怖(こわ)いです。福岡市(ふくおかし)では、2005年(ねん)に「福岡県(ふくおかけん)西方沖(せいほうおき)地震(じしん)」という 大(おお)きい 地震(じしん)が ありました。

《Darrell(だりる)》揺(ゆ)れて、大(おお)きい 本棚(ほんだな)が 倒(たお)れて きたら、大(おお)けがをする かもしれない！

《Tomomi(ともみ)》急(きゅう)に 大(おお)きい 地震(じしん)が きた 時(とき)は、テーブル(てーぶる)や 机(つくえ)の下(した)に 入(はい)って、地震(じしん)が 止(と)まる まで 待(ま)って ください。頭(あたま)を 守(まも)る ために、クッション(くっしょん)を 使(つか)う ことも 大事(だいじ)です。

《Darrell(だりる)》わっ！！揺(ゆ)れてる！！

《Tomomi(ともみ)》地震(じしん)で 目(め)が 覚(さ)めたら、机(つくえ)の 下(した)などに 逃(に)げて ください。

《Darrell(だりる)》上(うえ)から 物(もの)が 落(お)ちてきて、ガラス(がらす)が 割(わ)れたよ…。

《Tomomi(ともみ)》こんな時(とき)に 歩(ある)く 場合(ばあい)は、割(わ)れた ガラス(がらす)などで 怪我(けが)を する かもしれない ので、気(き)を つけて ください。電気(でんき)が つかない ときは、家(いえ)の 中(なか)でも 靴(くつ)を 履(は)く と 安全(あんぜん)です。

《Tomomi(ともみ)》揺(ゆ)れた 時(とき)は、すぐに キッチン(きっちん)の 火(ひ)を 消(け)して ください。
天(てん)ぷら などの 油(あぶら)を 使(つか)った 料理(りょうり)の 時(とき)に 地震(じしん)が 起(お)きたら、特(とく)に 危(あぶ)ない ので 注意(ちゅうい)して ください。

《Darrell(だりる)》地震(じしん)が 原因(げんいん)で 起(お)きた 火事(かじ)で、亡(な)くなった 人(ひと)も います。危(あぶ)ない と 思(おも)ったら、すぐに 逃(に)げて ください！

《Tomomi(ともみ)》もし、あなたが 海(うみ)や 川(かわ)の 近(ちか)く に 居(い)たら、すぐに 高(たか)い ところ へ 逃(に)げて ください。

《Darrell(だりる)》遠(とお)く じゃなくて、高(たか)い ところ？それは どうして？

《Tomomi(ともみ)》それは、海(うみ)から「津波(つなみ)」という「高(たか)い 波(なみ)」が きて、あなたを 襲(おそ)う かもしれない から です。津波(つなみ)は とても 速(はや)い ので、すぐに 逃(に)げる 必要(ひつよう)が あります。

《Darrell(だりる)》津波(つなみ) の 高(たか)さ は、どの位(くらい) あるの？

《Tomomi(ともみ)》例(たと)えば 2011年(ねん)に 起(お)きた「東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)」の 津波(つなみ)は、10メートル(めーとる)位(くらい)あった そうです。

《Darrell(だりる)》そんなに 高(たか)い 波(なみ) だったの！？

《Tomomi(ともみ)》はい。だから「遠(とお)い ところ」ではなく、津波(つなみ)よりも「高(たか)いところ」へ 逃(に)げる こと が 大事(だいじ)なのです。