ラブエフエムノココロ

2013.03.15[Fri] 00:00

ラブエフエムノココロ

その20 セネガル留学生 ジャワラさん

アフリカ西海岸の国、セネガルから福岡に来て8年目のジャワラさん。高校生の時に、明治以降の日本の素晴らしい発展を学んで、留学するなら日本だと思っていたとか。

「福岡に来て言葉の問題とか感じていたときに、留学生会館でずっとラブが流れていました。日本語の勉強のために聴いたりもしたけど、外国語での情報はすごく助かりましたよ」

そんな生活に密着して聴いていたラジオに、何と出演する機会が。セネガルの話ができたことがとても嬉しかった、と笑顔が弾ける。

「学校でも故郷の国の話はするけどラジオだといろんな人が聴いてくれる。これはすごくありがたいことでした」

だからこそ、もっとラブエフエムを知ってほしいと熱烈なサポーターのひとりでもある。

日本とセネガルの関係ではNPOがセネガルに学校を作ってくれたり、最近は古くなったパソコンをセネガルに送る活動も始まっている。

「福岡は将来的にも間違いないですよ。アジアに近いし経済成長も感じる。日本の未来においても発展する1つのエンジンになることは間違いない」

福岡を愛してくれる留学生。
近い将来、国際的な活躍を担うだろう彼の、熱い想いが嬉しすぎるのです。

▲あのユッスー・ンドゥールはセネガル出身。一気に距離が縮まるね。

イラストby @toricobar

※コラムの連載は今回が最終回です。

2013.03.04[Mon] 00:00

ラブエフエムノココロ

その19 橋本武志(はしもとたけし)さん

大名の「ルーツ」は、大人のクラブ。
サラリーマンとかOLとか、普通の人たちが気軽に足を運べるような社交場にしたい、って頑張っているのが橋本さんなのだ。

「僕は健全にクラブを楽しんでもらいたい、その思いでラジオのDJをしています」

橋本さんの想いは、クラブを愛する、音楽を愛する原点にある。

「電波を使えばクラブっていうものをアンダーグラウンドからトップグラウンドに持って行けると思ったんですね。それで週に1回ずっと『NUMBER SHOT』を続けてきた。ラジオの曲を聴いてルーツに行く、そしてルーツでかかる音楽が良いから来てる、そんな人たちがたくさん増えるといいなって」

ラジオで同じ曲が毎回ヘビーローテーションで流れているようじゃダメ、と一刀両断。

「セレクター色というものがもっとあればね、リスナーも増えると思うんです。セレクターが音楽に心を注入できれば、その番組を聴くためにラジオをチェックするっていうふうになるはず」

その時間帯にわざわざラジオをチューニングしてくれる、そんな番組が増えるように!と熱い気持ちは止まらない。さあ、今夜も大人のクラブで、そしてLOVE FMでソウル溢れる音楽に浸ってくれたまえ。

▲音楽は心で楽しみたいよね

イラストby @toricobar

2013.02.01[Fri] 00:00

ラブエフエムノココロ

その18 CMディレクター 志自岐 哲郎(しじきてつろう)さん

「CDを買おうよ、って言わなきゃね。音楽文化を支えている気概をラジオ局が見せていかないと」と、志自岐さんは力を込めるのだ。

「CDが売れないと、新しいとんでもない才能を持ったアーティストが出てくるチャンスが減ってしまうんです」

じゃあラジオに何ができるのかと言えば、幅広い音楽としっかり向き合って、感じた言葉でしゃべること。根幹で音楽を愛することができればパーソナリティの言葉に心が宿る、と志自岐さん。

放送の現場で叩き上げられた思いは芯がある。音楽を大事にするLOVE FMだからこそ、できることっていっぱいありそうだ。

「そもそもラジオの最大の強みはナマだっていうこと。ライブ感が一人ひとりに突き刺さるから面白いと思ってくれる。万人向けではない、個に向かってしゃべるナマの言葉が原点じゃないですか」

どんな言葉が飛び出すか、どんな言葉で曲を紹介するのか、そして誰の心に刻まれるのか。
すべてナマだったら刺激的だよね、と志自岐さんはどんどん笑顔に。

その声には、大いなるラジオへのLOVEが輝くのであった。

▲ラジオのDJって、音楽の料理人だったりコンシェルジュだったりするかも。

イラストby @toricobar

2013.01.15[Tue] 12:00

ラブエフエムノココロ

その17 FUKUOKA NOW 編集長 ニック・サーズさん

開局の頃から番組を担当するなど、15年の歴史と縁が深いニックさん。福岡に住む外国人の皆さんが頼りにしている情報誌『FUKUOKA NOW』の編集長だ。

「LOVE FMは開局のときに1時間番組もやっていたし、今でも週に1回はコーナーを持って出演もしているんです。愛着があるステーションですね」

とにかくラジオが大好きだというニックさん。
カナダの大学にいたときもカレッジラジオで番組を作っていたという。

「一番期待しているのがミュージックステーションとしてのラジオ局。LOVE FMは各国のDJがいるから、かける音楽も幅広いし、インターナショナルの情報もある。もともと音楽って、それ自体がインターナショナルで国境がないんだから、この発信力こそ大きな魅力ですよね」

音楽の力を使ってLOVE FMらしさを見せてほしいな、とニックさん。

「雑誌が面白いのは切り口があるから。だからラジオも音楽を愛する人、これがいいと言える人が音楽を紹介していくべき。ステーションがリスナーをナビゲートしていく、そんなLOVE FMであってほしいな」

編集長、愛を込めたエールをありがとう!

▲「福岡の酒を、福岡に住む外国人の方に飲んでもらうパーティとか、どう?」と聞くと「いいね!みんな日本酒が大好きだよ」とニックさん。いつか日本酒パーティしたいね♪ これは大川市の若波酒造の純米吟醸。

イラストby @toricobar

2013.01.01[Tue] 00:00

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その16 プロデューサー 青木 栄一郎

「嘘みたいな話なんですけど…」と切り出した青木プロデューサー。「僕が作った番組で、それがきっかけでラジオの世界に入ったヤツがいるんです」ラジオで生きてみたいと心動かした音楽がある、その力にびっくりした、と人ごとのように驚いたそうだ。

プロデューサーの仕事って何だろうと投げかけて、こんな素敵な言葉が聞けるとは思っていなかったな。音楽やラジオの底力を感じてしまう。そして今、ラジオはメディアとしての力を試されると彼は言うのだ。

例えば、震災があっては困るけれど、そんな状況が起きてしまったとき「ラジオは、メディアとして人を助ける情報提供ができないといけない。人が生きる勇気や何かを伝えないといけないと思うんです」だから電波で一人ひとりとつながれる、その責任を果たすためにも地力をつけておきたい、と。
それもプロデューサーの思い?

「いや、メディアとして最低限の使命でしょう」。

なるほど。自覚のあるラジオマンの番組に期待するのは必然だ。
これからのラブエフエムは、いざという時も力をくれる、頼れるラジオステーションになって欲しいと思うのだった。

▲僕の場合はグレース・ジョーンズの「スレイブ・トゥ・ザ・リズム」が力をくれたなぁ。トレバー・ホーンのミックスがそそります。もう25年も前か(笑)

イラストby @toricobar

2012.12.15[Sat] 00:00

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その15 DJ 大田こぞう

その普段着な語り口と学者顔負けの博識で多くのリスナーを昆虫好きに変えてしまう大田こぞうさん。月曜~木曜・日曜日の22時から生放送中の『月下虫音(げっかちゅうね)』では、身の回りで何気なく目にする虫や生き物のネタで90分(日曜日は60分)をしゃべってしまう(笑)からスゴ過ぎです。虫の話題が尽きることはないですか?

「虫は世界中に約100万種いるんです。全生物の7割が昆虫。ネタにつきないですよ(笑)」と僕の不安を一蹴。

小さい頃から生き物が大好きで、図鑑ばかり読んでいたという元祖"虫ガール"は、今や誰が名付けたか『昆虫DJ』としてLOVE FMに棲息。その優しい眼差しですべての生き物に愛を捧ぐ、虫たちにとって天使みたいな存在なのだ。

「自信のないことはしゃべれないだけ。情報の垂れ流しだけは嫌だったんです。だってラジオは人につながっているから」

成り行きでなってしまった(笑)というDJ。
でも新聞やネットでも成立しない体温のようなやりとりができるんです、と大田こぞうさん。

だからかな、番組聴くと「生きているのは人間だけじゃないっちゃんねぇ」と、あったか~い気持ちになるよねぇ。

▲ 「道案内するようにピョーンて飛ぶ虫って…?」「それはハンミョウですね」と教えてくれた大田こぞうさん。こんな虫ですよね、って写真も送ってくれたのだ

イラストby @toricobar

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2012.12.03[Mon] 00:00

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その14 DJ Rhea(リア)

日曜日の19:00~21:00、国際色豊かにナマの福岡を伝える『Feel The World』。福岡に住む外国人たちをゲストに、楽しくインターナショナルしちゃうのがDJのリアさん。某領事館で働いていたという経歴の持ち主は、日本生まれのアメリカ育ち。博多弁での会話だってしっくりきちゃう才女です。

「お仕事や勉強でいろんな国から福岡に来ている人って、たくさんいるんです。インドの人、カナダの人、バングラディシュの人…本当にお国柄も様々で。知らない国のことを学ぶという素敵な経験になっています」

と、本人の知識欲も刺激し続けるこの番組。
一方で福岡がまだまだって気づかされることも多いとか。

「ゲストの皆さんがよく話すのは、街に外国語の標識、サインが少ないってことですね。また、トイレがしゃべったり勝手に流れたり(笑)逆に進み過ぎているのに、ボタン表記は日本語だけ。その辺もインターナショナルじゃないと感じるかな(笑)」

これからは国際的な環境を活かして、番組からのコミュニケーションをしていきたい、と笑顔で話してくれたリアさん。年末はインターナショナルパーティですよね!

▲リアさんってアスカ・ラングレーのイメージだなぁって、思ったのでした。エヴァも公開中だね。
イラストby @toricobar

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2012.11.15[Thu] 00:00

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その13 編成企画室 小川 裕子(おがわゆうこ)

LOVE FMの電波は福岡県全域をカバーしてる。
広域で聴けるからいろんな声が寄せられるし、何よりそんな反応を楽しんでいるのが編成企画室の小川裕子さんだ。

ラジオ局の大きな課題は、きちんとスポンサードされる番組作りを行なうこと。それはいかに番組を聴いてもらえるか、大きく言えば地域の方にいかに愛されるかということになるわけだが…。

「大変?いえいえ、すごく楽しいですよ」

と笑顔で支える敏腕営業ウーマン。

「だって聴いてもらえている実感がすごいんですもの(笑)。スポンサーの皆さんや番組制作のスタッフにもこんなに反応があったんだよって一緒になって喜んで。大変だけど皆で頑張ろうって盛り上げるのは野球部のマネージャーみたいでしょ」

と笑う小川さん。

営業部も制作部も、いろんな部署も含めてLOVE FMというチームを盛り上げたい、という溢れんばかりのエネルギーは、関わる人をグイグイ巻き込んで笑顔にする。

まさにLOVE FMラブ。愛はやっぱり力だなぁ。
番組の向こうに小川さんがいると思うと、それもまた楽しみ。

これからも人を感じれる、人が届けるLOVE FMでいてください!

▲ 話を聞いてて思い出したのはスピッツの「青い車」。アルバム『空の飛び方』に入ってます。こんな写真のジャケットね「今 変わっていくよ?♪」
イラストby @toricobar

2012.11.01[Thu] 10:00

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その12 DJ TOM G(トム・ジー)

DJ、TOM Gが朝の通勤、通学の気分を高めてくれる『The TIMES』。
"ローカル&グローバル"をテーマに、平日午前7時から10時まで軽快なトークと音楽で綴る3時間だ。

「まだ目が覚めてない人にはガツンと、あるいは車の中でも静かにテンションを上げていけるように緩急つけながらやっています」とTOM G。

生放送ならではのニュースや快活なおしゃべりに朝をまかせている人も多いでしょ。

英語バリバリのTOM G、実は福岡生まれの福岡育ち。
中学校のときにアイダホでホームステイ、そして大学生のときにLAやニューヨークを回ったときに現地のラジオに衝撃を受けてDJを目指すようになったとか。

「大げさに言えば月に行ったような(笑)インパクトでしたよ」と言うから相当だ。

「生活の中にラジオがあって、いつも音楽と暮らしている」

そんなラジオでありたいと熱く語るTOM G。

「ラジオって聴覚に訴えるメディアなのに、この人どんな人だろうとか、この曲を選んだ理由って何だろうとか、想像力で楽しめるんですよ。そう、人肌を感じるメディア。だからリスナーともすごく近い気がするんです」

ラジオの魅力を全力で実践しようとするTOM Gの番組は日々軽快。
さあ、明日もTOM GとSee you on the radio!

▲「ラジオの魅力は不意打ちだということ。そこに入る僕らのトークが体温です」。TOM G、名言だぜ。ドナルド・フェーゲンの気分になっちゃった。
イラストby @toricobar

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2012.10.19[Fri] 00:00

ラブエフエムノココロ

その11 営業事業本部 宮原康介(みやはら こうすけ)

「僕の仕事はFMの番組制作や営業企画、西鉄ホールの運営や音響も手伝う…何でしょう(笑)どこにも属してないけれど、どこの部署にでも属しているような(笑)変わった存在なんです」
と笑う、肩書きは営業事業本部の宮原さん。

「ラジオも番組を売り込みましょうというだけではなくて、イベントや街頭ビジョンと合わせて仕掛けを販売するような、広い視野で動くことが多いんですよ」

思い出すのは、あのビヨンセ!のプロモーション。
最初はファンのメッセージを彼女に届けるというシンプルなものだったのが、何と直接ビヨンセに会って逆に「こんにちは、天神の皆さん」とビデオメッセージをもらうことに。天神の街頭ビジョンで流してファンに喜んでもらえたとか。

「いやぁ、地方にいるほうが面白い絡みを作れるかもしれません」という宮原さん。

ラブエフエムという会社にいることを楽しんでいるスタンスには共感です。

「だってラブがある会社ですから。やりたいって言えば誰かが手伝ってくれるし。色はみんなで付ければいいんです」

ラブエフエムの魅力って「人」ですね。

▲ビヨンセに会えたんですねー、いいなぁ(羨)
イラストby @toricobar

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