福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
TUE 21:00-21:30, Podcast
2013.10.01[Tue] 12:00
お久しぶりです。こちヨロ聞いてくれましたか?
なんとなんと今回で最終回のこちヨロ。春からヨーロッパ企画さんの秋の公演まで、、、ということで元々2クール予定でやっていたので、綺麗に終わったのですが福岡にハマれたかなぁと夢想しております。
最後の最後は私団長と石田パイセン、そして西日本一海辺のDJが似合う男宮原Dと三人でイシダカクテル祭りをするという、こちヨロらしいガムシャラなラストでとっても楽しかったです。
正直、毎月収録をしてるころは早朝4時とかに集まって京都から福岡まで車で行ってましたから辛くて辛くて、道中心の中で早く終わらないかなあなんて思ってました。でも、福岡についてスタッフさんと会ったりゲストさんと喋ったり何よりその夜打ち上げしたりすると、あぁ楽しいなあ福岡……となってしまいまた来月来るのが楽しみだなぁと思ってしまうわけです。そしてまた翌月早朝4時に集合すると辛いなぁ……ってなってしまう(笑)
良くも悪くも福岡に心乱される半年間でしたねー。ただ、はっきり言って今は寂しいの一言ですね。ヨーロッパ企画の皆さんは建てましにつぐ建てましポルカの福岡公演があるので福岡に行ってスタッフのみんなともまた会えるのですが、僕は行かないですから。また酔っぱらってノリで夜中にラーメン食いに行ったりね。
でもさ、このままバイバイはできないでしょう。だって石田さん、まだまだ福岡ハマってないよ。だからまたいつかね。ハマりに来たいなぁって。思ってます(笑)とりあえず天神で署名だな。宮原D、海辺でDJする暇あったら署名活動です。
そんなこんなで、最後の、一杯。最後の最後の締めの一杯。まさしく、この半年間を締める一杯です!
宮原Dの締めの一杯!
イシダカクテル After Story
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看板もなければ、メニューもない。
常連と一見さんに隔たりもない。
ルールもなければ、悪意もない。
存在するのは、この街で一番長いバーカウンターと不思議な出会い。
そのバーの名前は、イシダカクテル。
バーテンダーが得意とするオリジナルカクテルがお店の名前の由来だ。
今夜もイシダカクテルでは、彼らが出迎えてくれる。
酔ってしまうと、一晩中徘徊してしまうオーナー。
体格の良い店長は、バーの片隅で皆の話をじっくりと聞いてくれる。
店の扉に近いバーカウンターでは、この店唯一の女性スタッフがオーダーを取り
本業の業務を忘れ、店内BGMの選曲に没頭する男性アルバイト。
そして、長いバーの中央では、この店の顔であるバーテンダーがシェイカーを振る。
女性 「今夜はちょっとした別れがあってね、そんな気持ちのカクテルを作ってくださる?」
バーテンダー 「わかりました」
僕の隣に座る女性がバーテンダーに注文する。
バーの奥では、男性3人がなにやら盛り上がっているようだ。
男性2 「おーなにそれ、なにやってんの?」
男性3 「なになに、迷路?」
男性1 「ああ、…うん」
男性2 「そっから右だよ、で左で右で下行って…」
男性1 「いやちょっと言わないで」
男性3 「ちょっと俺やるから貸して」
男性1 「痛い痛い押すなよ、ビールこぼれてるよ~」
男性2 「こういうのゴールからやればできるんだよな」
男性1 「そういうのだめだよ~」
男性3 「これでクリアでしょ、ほら」
男性2 「イエーイ(ハイタッチ)」
男性1 「ちょっとまだクリアしないで、まだ遊びたいから、まだ迷ってたいから!」
店内にはチェコの民謡ポルカが流れる。
バーテンダー 「どうぞ」
女性 「ありがとう」
バーテンダーは今夜最高のカクテルを差し出す。
女性はそのカクテルに口付けをする。
女性 「おいしいわ。このカクテルのお名前は?」
その言葉に、店長が微笑む。
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こんなの作られたら、何にも言えねえよ。
大好きだぜ福岡。
I'll be back!!
また、必ず!
いしだ ごうた
1979年6月3日生まれ、愛媛県出身
俳優/ラジオパーソナリティ
趣味/写真・ラジオ鑑賞
特技/バレーボール
99年、第2回公演よりヨーロッパ企画に参加。以降、ほぼ全本公演に出演。
多数の外部出演にくわえ、イベントでのMCや、ラジオパーソナリティとしての活動も多い。
また、「ヨーロッパ企画の暗い旅」などのバラエティでも活躍。