福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
TUE 21:00-21:30, Podcast
2014.05.28[Wed] 00:00
どうも。団長です。最近遅くなりがちの報告で申し訳ないです。こんなこと言うのは宣伝であれなんですけど、ただ今団長こと僕が主宰してる男肉duSoleilというダンスカンパニー本公演が迫っているのです。っていうか、明日から本番なんです。京都で。来週は東京。そして6月20,21は福岡でやりますよ!
えー、若干こちヨロとは関係ないのですが…いや、ないってこともないんですが福岡が好きすぎてね。どうも僕の胃袋は福岡の食べ物ビンゴすぎたっつーか。マジでやばいっすね。僕は普段京都にいるんですが、大体の人が東を向くんですよね。その、精神的にというか。僕もそうでした。やっぱ東京と戦わないと的な。でも僕こちヨロ始めてから西を向いてるんですよねえ。いやいや、熱いっしょって。こちヨロってそういうことなんだなと。石田さんもそういうことなんですよ。もちろん、福岡だけでなく九州全部チェックしたい!
演劇だって盛んですよね。演劇祭だってビッグだし、今度フィリップドゥクフレも来るし。熊本では天野天街さんの芝居もあるわとか。全部行きたいよ。熱いって。今後熱くなるのは西だって。HIPHOPで言うならLAですよ。西海岸ですよ。
石田さんは最近ゲストトークが昔に比べて上手くなってる気がします。ゲストをいじるとかじゃなくてゲストの話を受けて感情を出すのが。僕は偉そうに何を言ってるんでしょうか。
さて。宮Dいってみようか!締めの一杯!DJ針落とせ!
恋のレシピ 締めの1杯 After Story
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マスターは、次の1杯を作りながら、話の続きをした。
マスター「バー・スプーンで魔法をかけることができるんだ」
男性「曲げたり?ひねったり?」
マスター「いや、その手の魔法は。。」
マスターは言いかけた言葉とともに微笑んだ。
マスター「僕らはカクテルを作るときにステアするだろ。そのステアに魔法をかける
んだ。ほら、こんな風にね」
マスターは手慣れた手つきでステアをする。
バー・スプーンは、まるで魔法のスティックのように動く。
カクテルが輝きだす。
男性「どんな魔法をかけたんだい?」
マスター「それは企業秘密だ」
出来上がったカクテルをマスターがひとりの女性にサーブする。
マスターとの長い付き合いの中で、彼女がマスターのタイプであるのは明白だ。
女性「おいしいわ」
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宮Dのって、小説なんですよねえ。なんか、今回のってほんと三人称の小説。今度、すばる小説大賞とかに送らせようかな!賞取ったりして!
2014.05.21[Wed] 00:00
また遅くなってしまってすいません!ちょっと戒めます。こちヨロ報告書です。
ちょっとあたふたしておりまして。すべては言い訳ですね。石田さんにぶん殴ってもらいます。ごめんなさい!
ゲストは上野さんです。収録前に喋るの苦手って言いながらいざ始まるとデンプシーロールのごとく収まることを知らないトークでした。ごっつぁんです!
さてさて。西日本で僕以外7人ぐらいが楽しみにしているこのコーナー!宮Dの締めの一杯!
恋の言葉 After Story 締めの1杯
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男性 「はじめまして、あのときは。。。どうも」
彼女はあの時と同じように、一瞬目を閉じた。
まつ毛の長い彼女の目元はあの時のままだ。
彼女は、思い出に浸るように、ゆっくりと目をあけた。
女性 「きっと、みんな恋の形は違うのね」
男性 「誰かが誰かの恋はマネはできないよ」
彼女は僕の言葉に反応するようにバーテンダーを呼びカクテルをオーダーする。
女性 「コスモポリタンを1つ」
コスモポリタン。。世界共通という意味を持つカクテル。
女性 「形は違うけど。。恋をすることは、いつでも、どこでも、誰でも。。」
美しい赤味のカクテルを前に、彼女は笑みを浮かべカクテルをじっと見つめた。
女性 「カンパイ?」
問いかけるように、僕にグラスをむける。
男性 「乾杯」
一口カクテルに口づけした彼女は、グラスを置き何かを確かめるように僕の目をしっかりとみつめた。
女性 「悲しい少年さん、よろしくね」
僕はその言葉に、はにかんだ。
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コスモポリタン。ほお。久々に宮Dをビンタしたくなりました。
2014.05.11[Sun] 15:00
どうもみなさん。こちヨロ報告書の時間です。
石田さんは大学の友達から演出家みたいなメールが来たと話してましたが、大学の友達って一生の友達っていいますよね。僕は自分の劇団員が大学の友達なのでもしも喧嘩して解散とかしたら一生の友達がゼロになっちゃいます。そうなったら寂しいのできっと石田さんに八つ当たりしちゃうでしょうね。テンプルにいい右フックを入れちゃうと思います。
ゲストはAMCF糸山裕子さんでした!
福岡演劇フェスティバルに僕も呼んでほしいです。心から。
さてさて。全国48人が楽しみにしているこのコーナー、宮Dの締めの一杯!
綺麗なシャツの畳み方 After Story
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気が付くと、時刻は1時をまわり、今日が昨日へと変わっていた。
バーカウンターの丸氷は、角が取れ小さな球体へと変わる。
昼間から降っていた雨も、いつの間にかやんだみたいだ。
変わらないのは、休日気分の僕だけか。
小説の結末は最後のページをめくるまではわからないと彼女は言った。
そんな彼女は、何も言わず僕のもとを去った。
最後のページがどこにあるかも記さぬままで。。
あの夜の、あのままの部屋へと帰る。
このまま朝を迎えても何も変わらないのだろう。
シャツを脱ぎ捨てた僕は、今夜もそのままの状態で眠りにつく。
シャツのしわの分だけ、僕は明日へと大人になる。
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シャツのしわの分だけ、僕は明日へと大人になるってどんな顔で書いてるんやろ。宮D。モニタリングしたい!ちなみに、角が取れ小さな球体へと変わる。ってのは時間の経過をあらわすいいパンチラインです!87点!
2014.05.07[Wed] 18:00
申し訳ありません!団長です。
先週の報告、まさかの報告したつもり詐欺になってました。つまり、報告できてませんでした。明日が放送だってのに先週分の報告を今日……すなわち明後日には今週分の報告もあり、つまりどういうことかというと申し訳ありませんってこと!
ほんとに申し訳ない!
ガタガタ言ってもあれなのですが…ゲストのこともありますがまたそれは明後日にしっかりと書きたいと思います。ならなんで今日こんな遅れた報告をしているか。それは、こればかりはサボれないから。そう、宮Dの締めの一杯。
山桜 After Story
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後ろ髪が少し伸びた彼女と、再びここへやってきたのは、3か月ぶりのことだった。
彼女「桜が見たいなぁ」
彼女のつぶやきで桜のことを色々と調べるうちに
七夕笹飾りライトアップのことを知った。
彼女「きれいだねぇ」
境内に奉納されている色鮮やかな短冊が、
ライトアップにより彩を増す。
夏の夜風が、ヘアゴムでまとまった彼女の後髪を靡かせる。
まるで今夜の彼女に、縁結びで知られる貴船神社の神様が、いたずらをしているように。
彼女「きっと、きっとだよ」
恥ずかしさを隠すように、僕にではなく短冊に話しかける彼女。
先ほどより少し優しい風が、僕らを包みこむ。
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これ、宮Dが今までで一番産みの苦労を感じた一杯なんだって。なのに、ごめんね。遅れちゃって。
いしだ ごうた
1979年6月3日生まれ、愛媛県出身
俳優/ラジオパーソナリティ
趣味/写真・ラジオ鑑賞
特技/バレーボール
99年、第2回公演よりヨーロッパ企画に参加。以降、ほぼ全本公演に出演。
多数の外部出演にくわえ、イベントでのMCや、ラジオパーソナリティとしての活動も多い。
また、「ヨーロッパ企画の暗い旅」などのバラエティでも活躍。